海外大会が国内で今ひとつ盛り上がらないことについて考える。

何故にプロレスの海外大会は今ひとつ日本国内では盛り上がらないのか?
そんなことが頭を過り、暫し考えていました。

マディソン・スクエア・ガーデンに関しては個人的にはプロレスや格闘技、スポーツなどのある意味では聖地だと思っていることや敬愛するXJAPANがコンサートを行うなどしていたということもあり特別な感情がありましたが、それ以外の海外大会となるとタイトルマッチであってもJCUPなどがあっても、国内で開催されている試合よりは気持ちが上がってきません。

リアルタイムで見ることができれば、それがアマゾンであっても北極でもあっても同じことのはずなのに、何故か国内での試合とは違う感覚になります。

距離を感じてしまうのか、それともお客さんのノリが日本と違うこと(が、映像からも伝わるから)なのか。

考えてみると個人的には日本のミュージシャンのライブでも同じことを思います。
海外でのライブ映像だとどうも熱が伝わってこないのです。

やはりこれも日本とは違って延々一緒に歌うファンが多いからなのか?
その声質が日本人とは違うからなのだろうか??

イギリスで開催されるNJPW Royal Questに関しても、身の回りでもネット上を見てもそこまで話題になっていません。
やはり大阪城ホールや両国国技館という大会の方が話題になっているように感じます。

もちろんオカダカズチカと鈴木みのるのどちらが勝つのか!?という部分に関してはファンが色々な妄想をして楽しんではいますが、日本開催のビッグマッチと比べるとやはり熱を感じません。

アウェー戦ではなく海外でホームゲームを行っているという状況

しかしサッカーの代表戦などは海外での試合も盛り上がります。

この違いというのは...

そう、サッカーや他のスポーツは「海外で相手のホームで戦うアウェー戦だから燃え上がる」ことに対して、プロレスや音楽に関しては「ただ距離が遠い場所で開催される」というだけだからなのでしょう。

新日本プロレスは海外開催が次々と決定していますし、海外戦略を大きな目標として実行しています。
下手すれば来年のG1は日本国内ではオリンピックと被るので、海外での公式戦を増やす可能性すらあると思うわけです。

ただ、海外で開催するメリットは日本国内のファンにとって少ないという現実がこれからドンドン増えていくことでしょう。

もちろん世界で新日本プロレスが活躍することはとても嬉しいことです。
世界中にメイド・イン・ジャパンの「ニュージャパンプロレスリング」を見せつけてほしいとも思います。

でも相手の土俵で戦い、アウェーの中でブーイングを浴びる新日本プロレスも見てみたいんですよね。
そこが燃える要素になるでしょうし、国内での熱量が上がることにも繋がると思うのです。


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