内藤哲也が飯伏幸太のプランを歓迎...するものの、問題点も指摘。

G1を優勝した飯伏幸太がブチ上げた1月4日にIWGP奪取、1月5日にICに挑戦して2冠達成というプランですがこれについて内藤哲也が東スポで見解を語っています。

当然、G1を敗退して2冠が遠ざかった内藤に取っては「2冠王が近づいてきた」というメリットを感じているようですが、問題点についても話していました。

「G1優勝、そして権利証を逃した時点で目標は遠のいてしまったかと思ったんですけど。まさにベルトの方から俺に近づいてきた状況なのかな。そういう意味では俺にとっては好都合でもありますよね」

ただし、飯伏案の問題点を指摘することも忘れなかった。G1覇者に与えられたのはあくまでIWGP挑戦権であり、IC王者が挑戦を受ける義務はない。

「これって、俺がいまICを持っているから成立する話なだけでしょ。彼は『提案』という言葉を使ってたけど、普通に考えたら単なるわがままなんじゃないの?」とバッサリ。さらに「5日にICのタイトルマッチをやるかどうかは、4日のIWGP戦次第っていうのもおかしいしね。先の話ではあるけど、会社としてはそのあたりの答えを用意しておいてもらいたいなってところですかね」

確かにこの件については色々と難しい部分もあるはずです。
仮に飯伏幸太が1月4日にIWGP王者になったとしてIC王者が1月5日に挑戦を受ける必要性はないですし、内藤哲也なら受けるでしょうけど他の選手なら拒否するという選択肢もあるかもしれません。

1月4日にICのタイトル戦があることを想定すれば、挑戦者側も事前に「俺がICを取ったら翌日に飯伏と戦う」と事前に発表してもらわないといけないですし...

またIWGPも懸けるのか一方的にICに挑戦するだけなのかでも飯伏のリスクが0か100になります。

事前にIC王者が「そのケースなら受けるよ」と快諾したとしても飯伏が1月4日に負けてしまったらかなり白けた1月5日になる可能性もありますからね。

調印式も1月5日の早朝にやるのか?ということにもなりますし、このビッグプランにはハードルがまだまだありそうです。

ただ『人生変えるイッテンヨン、伝説創るイッテンゴ』というキャッチコピーからもこのプランは実現してほしいものなのですが、そもそも1月5日の時点でIWGP王者が鈴木みのる、IC王者がタイチなんて可能性も0ではないだけに一寸先すら何が起こっているかわかりません。

どんなことも起こりうる。やっぱりプロレスは妄想する時間すら幸せにしてくれますね。

内藤哲也がファンに与える想像の選択肢と鈴木みのるが拒否するファンの想像

今回も内藤選手は問題点を指摘することで「色々なことが起こりうる、だから想像して楽しんでね」という想像や妄想する時間をファンに与えてくれました。

このスタイルは内藤選手がいつも口にしている「考える時間の楽しさ」ですし、やはり内藤選手は今でもプロレスファン目線を持っているのでこの発想になるのだろうと思います。

一方で鈴木みのる選手は真逆の考えを新日本プロレス公式スマホサイトのインタビューで話していました。

要約すると「最近はプロレスラーの行動や言動に一々"意味"を求めるファンが多い、そして先を予想して当たったらレスラーより先回りしたと考える」というファンに対しての嫌悪感を口にしています。

これは前にもこのブログで書いたのですが...1ファンとして僕が思うのは「いや、そりゃ想像したり考えたりしますよ!プロレスが好きなんだから!」というのが本音ですし「そういうことをファン同士で語りながら酒飲むのが美味いんです!」と(笑)

他のスポーツでもそうじゃないですか。
「なぜキリンチャレンジカップで3バックを試したんだ?」とか「吉田麻也がFK蹴ることで相手に対策の選択肢を増やさせるのか?」なんてことをファンは考えますし、もっと身近で言えば「なんでコイツはこんな話題を出してきたんだ?ということは何が頼み事があるのかな?」とか先を想像して生きているのが人間です。

話をプロレスに戻すと、鈴木みのるがライガーに対してオープンフィンガーグローブを見せつけて挑発したシーンなんて、鈴木みのるとライガーのあの日の戦いを知っていたら『先を予想したり想像したりしてワクワクしないわけがないのでは?』と。

あれを無関心で見るのは無理ですし、ただ「スゲーーー!」だけで終わらせることはできません。

G1中の鈴木みのるの無言の行動や両国最終日へのカウントダウンのようなアピールなど、そりゃ理由を考えるのがファンですし、考えないようにしようとしてもファンの脳は勝手に動くはずです。

プロレスについて先を考えるな、理由を考えるな、意味を考えるなと言われればそれはイコール「プロレスを見るな」になってしまうはずです。

・・・が、鈴木みのる選手は恐らくそんなことが言いたいわけではないとは思います。

一番腹が立っているのは「予想して先回りして当たった!筆者の予想通り!」とレスラーの先を行ったようなアピールをするファンについてなのではないかと思います。

僕なんかだと逆に「なさそうだろ」って妄想をして、それが外れることのほうが楽しいというか「予想外のことが起こる」からこそプロレスは楽しいと思っている口ですが、中には確かに『すべて予想通り』みたいなことを言うファンもいますからね。

リーグ戦とかだと誰だってここから内藤・ジェイ・飯伏は連勝するだろうと分かっている中で「いや、案外次も負けてもう終わりかも」という妄想をする方が楽しいのに「連勝する理由と確信( ー`дー´)キリッ」みたいなことを言って、その結果通りになったら「プロレスのことはお見通し」というようなスタンスになるファンは実際にいますからね。

とは言え、もしかすると本当に鈴木みのる選手はプロレスファンがプロレスを語ることが根本的に許せないのかもしれませんが(笑)

 

「世界中の鈴木軍予備軍、鈴木みのるマニアよ、戦いの準備を~』というような呼びかけもありましたが、この呼びかけに対して「何が起こるの?」「楽しみが未来にあるぞ!ドキドキ・ワクワク!」と想像したり呼びかけの理由を考えるなと言われたら、鈴木みのるマニア(ファン)の振る舞いは難しいですよね(笑)

無関心で先を想像せずに理由も考えずにこの言葉を受け止めた鈴木みのるファンなんて1人もいないでしょうから。


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