予想通り試合開始からお互いがノラリクラリと「自分の世界を作る」ことに徹していました。
そして先にトランキーロでいられなくなったのが内藤だったのかもしれません。
その上、勝負所で相手をスカすことを平気でできてしまう肝の座ったジェイの前に、いつもなら相手を手のひらに乗せる内藤が今日ばかりはジェイの手のひらで踊らされていたかのようでした。
試合途中で外道が介入しましたがそれも一瞬のことでしたし、結果的にはほぼ正攻法のジェイの前に内藤が完敗したと言っていいのではないでしょうか。
これにて二人の初遭遇は終わり、ジェイが決勝へ向かうことになりましたが...想像以上に噛み合った試合となりましたし、内藤に勝利したということはインターコンチネンタルへの挑戦をジェイが名乗り出る可能性もありますので、二人の第二ラウンドにも期待したいですね。
それにしても、試合後に余裕の笑顔だったジェイホワイト。
一体どこまで凄いレスラーになっていくのでしょうか・・・
試合前はブーイング、でも試合中には大歓声が自然発生する素晴らしい技を見せ、そして試合後にはまたブーイングを引き出す。
26歳でここまでのことをするレスラーというのは前代未聞だと思います。
試合後には飯伏幸太を襲撃
内藤に勝利をして、まだまだ余裕たっぷりという表情を浮かべながらジェイホワイトは飯伏を呼び込みました。
そして「明日の試合は1対1、外道は無し」というようなことを言うと飯伏に握手を求めました。
そして・・・油断させておいての足殺し&イス攻撃で飯伏を滅多打ちに・・・
優勝決定戦に向けて更にヒールを上げ、そして飯伏のベビーも上げたジェイホワイト。
G1の決勝は一対一、ユニットもヒールもベビーも関係ないという試合が多い傾向にありますが、明日の決勝戦はBOSJでアレックス・シェリーとプリンス・デヴィットが戦った時のような完全なるヒールとベビーの構図になるのかもしれません。
その上で天才飯伏幸太をそれ以上の天才さを見せて勝つ。
インターコンチネンタル王者を倒し、前インターコンチネンタル王者を倒し、そしてIWGPへ返り咲く。
全てはジェイホワイトの計算通りなのかもしれません。
もちろん飯伏幸太もIWGP王者と前IWGP王者を連続して撃破して飯伏時代を作るべく戦うことでしょう。
太陽より熱くなりそうな試合まであと1日。
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