石井の入場時にアイアンフィンガーを場外へ投げ捨てたタイチ。
真っ向勝負の覚悟、決意。石井の土俵で戦うという意志表示。
そんなことをしながらも小狡い作戦を使うかと思いきや、完全なる男と男の真っ向勝負が実現しました。
試合開始と同時にハイスパート、フルスパート。
侘び寂びなんてない試合構成の中になぜか感じる侘び寂び。
食らっても食らっても立ち上がる石井とタイチ。
この二人が日本武道館でこんなシングルマッチをするなんてことを1年前の自分に教えても絶対信じないであろう光景。
歯を食いしばって自分の全てを懸けて戦うタイチとなぜか嬉しそうにも見える石井の壮絶な根性比べは、もうデンジャラスKではなくデンジャラスTと呼ぶべきなタイチが勝ち名乗りをあげました。
これでタイチはNEVER王者石井、インターコンチネンタル王者内藤に勝利。
G1の優勝争いからは敗退しましたが、秋に「NEVERとICの二冠」を狙うことも可能になりました。
タイチ時代の足音が少しずつ聞こえてきましたのかもしれませんね。
大歓声の中で激怒していたライガーさん
ところで、この試合中に事件が起こりました。
川田風の顔面蹴りやパワーボムを使うタイチに対して、実況やミラノさんが「デンジャラスKだ!」「川田が乗り移った!」と叫んでいる中、お客様の大歓声が画面から鳴り響く中で何やら怒鳴っている声が?
ほぼ聞き取れませんでしたが、どうやらライガーさんが「誰が乗り移ッたとかじゃないだろ!タイチの努力を認めてやれよ!」的なことをとんでもないブチギレ方で1分近く怒鳴り続けていました(笑)
まぁ、たしかにそれも正しいとは思うのですが、やっぱりプロレスって歴史やルーツなども魅力の1つですし、タイチ選手だって意識してやっているわけですからね・・・
何にしてもこれでライガーさんの前では「年齢」や「師匠が誰々」という話はしない方がいいのでしょう(笑)
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