残念ながら優勝決定戦には進めなかったEVILでしたが、ランスアーチャーに勝利すれば「勝ち越しでG1を終える」という悪くない結果を手に入れることができる状況でした。
しかし、今宵ばかりは相手があまりにも悪すぎた...
ダラス大会で衝撃の勝利を見せてから、インパクトは残すものの結果を残せていなかったランスアーチャーでしたがこの最終戦では更に進化してる状態になっていました。
ドラゴンボールのフリーザでいえばまさに最終形態。
これまでの凶暴さを残しつつ、どこか落ち着いたような余裕すら感じる程でした。
EVILも真っ向勝負で抵抗しましたが、最後は闇の王が闇に沈められるかのようなEBDクローが炸裂。
3勝6敗という数字を見れば最悪の結果だったランスアーチャーでしたが、これから先にシングルのタイトル戦線に絡んでも全くおかしくないほどの大きな記憶をファンに残しました。
ファンの大歓声はランスアーチャーに届いていた
いつもはファンからの歓声を浴びると嬉しさを隠して怒るランスアーチャーでしたが、この試合に関してはあまりのランスアーチャーの凄さに自然発生するコールが心地よかったのかファンの声援に答える姿を見せたランスアーチャー。
これは見ていても感動的でした。
本来であれば何があっても延々とEVILへの応援ばかりとなりそうなものですが、素晴らしい試合をすればヒールもベビーもユニットも関係なくファンは支持して声援を起こるという無くてはならないことが起こったわけですからね。
そして、このような「誰が好きだから」の声援ではなく「誰が凄いから」という形で起こる声援をファンの強い真実の声だとして新日本プロレスそのものに届くようになってほしいです。
新日本プロレスのファンはランスアーチャーの大活躍をきっと求めています。
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