G1前のキズナロードからファンの期待が大きかったランスアーチャー。
その期待はダラス大会でより大きくなり、見た目も動きも何1つ文句なしの怪物が覚醒してG1の台風の目になる予感を全身から漂わせていました。
しかし、浜松大会でSANADAに敗れてしまいトータル成績は2勝6敗で現在最下位となりました。
仮にランスアーチャーが優勝決定戦に進んでもサプライズでもあり納得もできるほどの存在だったはずですが、あまりにも無残な勝点4という現実。
さて、オコーナーブリッジで破れたランスアーチャーでしたが怒りに身を任せて暴れるわけでもなく、悔しさに叫びまくるわけでもなく・・・ただただ悲しそうな表情を浮かべていたように見えました。
泣き顔といっても過言ではない表情、そしてファンに対して何かを訴えかけるような目。
ファンからは大きな拍手が生まれましたが、それを体に浴びながら悲しそうな背中を見せて帰って行きました。
試合後のコメントを新日本プロレス公式で確認しましたが、やはり元気がありません。
アーチャー「(※しばらくの沈黙ののち)何も考えられないな。(※自嘲気味に)ヘへへ、ヘヘヘ……。アハハ、アハハ……。(※つぶやくように)何もなしってことか。クソッ……。今夜も何も残せなかった。ブドーカン、最後は何がなんでも勝たないと……」
これだけの変貌を遂げたのに、最下位(もしくは最下位タイ)という結果がすでに決まってしまったランスアーチャーですが、これほどの選手の役割が「シリーズ中に大暴れしてファンを驚かせる」だけの存在でいいのだろうか?と少し考えてしまいました。
鈴木軍の動きが近いのか?鈴木みのるの行動が楽しみ。
そんなランスアーチャーが所属する鈴木軍のボス鈴木みのるですが、G1に出場できなかった怒りを眼光で伝える時期が長く続きました。
ただ、大阪大会後には意味深なコメントを口にしています。
鈴木「聞いただろ、お前らの耳で聞いただろ。俺の無言のメッセージは、大阪にも、世界にも届いている。聞こうとしないのは、テメェら新日本プロレス、そして、新日本プロレスのレスラー達だ。さあ、まだあるよな。あと何日もあるよな。喰らえ、そして、お前たちがこれ、俺のメッセージ受け取った日が、その日に全ての答えがある」
そして浜松大会後には『無言のままカメラを睨みつけ、順に指を4本折ると不敵な笑みを浮かべて控室へ』と新日本プロレス公式で掲載されていたわけですが、「指を順に4本折る」という行動は何を意味するのでしょうか?
4という数字がキーワードになるかとは思いますが・・・
ここから横浜大会、日本武道館3連戦となりますのでこの「4」という可能性もあるのかもしれません。
今年のG1最終戦では何かサプライズなどがあるのだろうか?とファンが想像する日々が続いていますが、もしかするとついに怒りの鈴木みのるが何らかのアクションを見せるのかもしれませんね。
ただ、それと同時に少々気になるのが鈴木みのると戦ったヤングライオン2人のコメントです。
辻「鈴木! 覚えてろよ。何年経ったっていい。この借りは、必ず返してやる」
上村「この前の後楽園でも、今日も、いつもセコンド(についてて)もやられてばっかりで、すごく悔しい。俺は、プロレスラーの鈴木みのると、純粋にレスリングを競いたい。いや、鈴木、鈴木さんにチャレンジしたいです。ありがとうございました」
この突然の「鈴木みのると戦い!」という、少し焦っているかのような「戦える機会がないかもしれない」とも感じるような辻と上村のコメントはどういうことなのか・・・?
G1に出場できない中で、眼光と指折り数えるという行動だけで注目を集める鈴木みのるはやはり凄いレスラーだということを感じつつも、これから何が起こるのか?という想像が膨らんできて・・・単純に楽しいですね!
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