SANADAがオカダに勝利したことがアシストとなっていたEVIL。
ここでオカダを再度倒すことができれば優勝決定戦へ、そしてダークネスな夏を実現するチャンスが残っていましたが・・・
どんなに深い闇でも光が届いてしまえばそれは明るい世界。
何度も何度でも闇で閉じ込めようとしたEVILでしたが、最後はレインメーカーが放った光が闇を振り払いました。
最終戦まで可能性が残ってくれるだけでもG1が盛り上がりましたし、やはりEVILとしてはこの夏で結果を残さないといけなかっただけに辛いところです。
Aブロックに関しては王者がオカダしかエントリーしていないので、Bブロックのように「タイトルホルダーを倒せば秋に挑戦できる」という流れにならないだけに、Aブロックは「優勝orオカダに勝利する」しか実績とは見られないという状況。
これでまたEVILはSANADAとともにタッグ戦線へということになるのでしょうか・・・
優勝決定戦に進出できるのはオカダと飯伏のみに絞られた
この大会の結果により、勝点14のオカダと勝点12の飯伏の直接対決がそのまま優勝決定戦進出決定戦となりました。
オカダは引き分けか勝利で優勝決定戦へ、飯伏は勝利して勝点14でオカダに追いつくと直接対決で勝利となるので飯伏が優勝決定戦へということになります。
これにより棚橋弘至 VS オスプレイ EVIL VS ランス SANADA VS ファレ ザック VS KENTAは全て消化試合ということになりました。
棚橋に関してはファレの逆さ抑え込みで可能性が消滅したのは悲しいですし、SANADAに関してはオカダ戦前に可能性が消滅。
開幕から連勝して外敵となりえたKENTAも4連勝から全敗というのは盛り上がりに欠けるとことがありますし、正直この後半の大一番である浜松大会が札止めでも満員でもないというのは・・・ちょっと今後の新日本プロレスに不安を感じる状況にも感じます。
前にも書きましたが最近のファンの人はもしかすると「物語がある通常シリーズ」と「過酷な個人闘争のG1」では前者の方に興味を持っているのではないかと思いますので、この辺りは来年以降に何らかの変化が起こるような気がするんですよね...
さて、優勝決定戦進出を決める戦いはオカダと飯伏幸太となるわけですが、IWGP王者が優勝して権利証システムなどを破壊しつつ「NJC G1 IWGPの三冠」となるのか、それとも昨年の準優勝者である飯伏が2年連続のファイナリストとなり東京ドームまで駆け抜けるのか?
優勝決定戦より盛り上がりそうなシチュエーションでの素晴らしいカードが実現しますね。
プロレスランキング