苦手な相手であるザック・セイバー・ジュニアを倒したEVIL。
この勝者のコメントが熱い。熱すぎる。
「オイ、いいか、ストロングスタイル・イズ・バリバリ・スティルアライブだ。別にな、俺がストロングスタイルかどうかなんて知らねぇけどな、どんなスタイルであろうと、このリングで闘う魂があれば、それがストロングスタイルじゃねぇのか。勝手に、勝手に殺すな。まあ、俺は、相手の魂を葬り去るけどな。よく覚えとけ」
ザック・セイバー・ジュニアが「ストロングスタイルは死んだ」と発言していたことに対するアンサーとなるコメントですね。
考えてみるとEVILはG1開幕前日の記者会見の時に「新日本プロレスの生え抜き」であるプライドを語りましたが、新日本プロレスというのは時代が変わって形が変わってもやはり根底には「ストロングスタイル」が生きているはずです。
何せストロングスタイルを否定することで新日本プロレスを上昇させて、自身もスターとなった棚橋弘至ですらザックのストロングスタイルは死んだというコメントに不快感を持つぐらいに、やはり新日本プロレスのレスラーにはストロングスタイルの遺伝子が生きているわけですよね。
「ストロングスタイル・イズ・バリバリ・スティルアライブ」という名言を口にしたEVILですが、要するに「ストロングスタイルはまだバリバリ生きてるんだよ、死んでねぇ」ってことですし『どんなスタイルであろうと、このリングで闘う魂があれば、それがストロングスタイルじゃねぇのか。勝手に、勝手に殺すな。』というこの言葉こそが新日本プロレスだと感じました。
SANADAの可能性が限りなく低くなった中、EVILの活躍に期待が集まる
棚橋弘至に負けてまさかの4敗となり優勝決定戦への可能性どころか「最下位争い」をすることになっているSANADA。
EVILとしてはパートナーのSANADAに大きく差をつけられてしまった2019年の上半期でしたが、下半期早々にこのG1でSANADAに追いついて追い越すぐらいの活躍をしてくれるのではないでしょうか。
これまでEVILが倒したのは飯伏、SANADA、ザックと新日本プロレス生え抜きの選手ではありませんし、これから戦うことになるオカダカ・棚橋・ランス・オスプレイは棚橋だけが生え抜きです。
EVILが言う新日本プロレス生え抜きの意地をこれから先も見せていくことができれば十分にまだチャンスは残されています。
オカダとは4点差、KENTAとは2点差。
KENTAにはEVILは負けてしまっていますが、SANADAはこの二人との試合を残しています。
ということはSANADAがオカダとKENTAを倒すことでEVILのサポートをすれば・・・
この展開を期待しています。
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