全勝のモクスリーを内藤哲也が新日本プロレスの代表として迎え撃つ

鷹木信悟を倒して全勝キープのモクスリーの次の相手は内藤哲也。

ここまでデスライダー、ロープに相手の足をかけてのデスライダー(というかDDTに見えたが)そしてテキサスクローバーホールドと「俺はどんな技でも勝負を決めることができる、魅せることができる」と言わんばかりの勝ち方をしてきているモクスリーですが、近年の新日本プロレスが「フィニッシュ技はほぼ1つだけ」ということに対してのメッセージを送っているかのようにも見えますね。

さて、ここでモクスリーが勝利すれば5戦5勝となってしまいますので優勝決定戦進出争いに大幅に近づいてしまいますし、内藤は負ければ3敗目とかなり厳しい状況に追い込まれてしまいます。

ただ、公式戦の勝ち負けだけではなく内藤には負けることができない理由が多々ありますね。

この試合はインターコンチネンタル王者とUS王者の戦いということになりますので王者対決という部分でも負けることができませんし、新日本プロレスへのプライドが誰よりも高い内藤ですから元WWEのモクスリーが好き勝手やって全勝中という状況にはストップをかけたいことでしょう。

広島大会の試合後の内藤は「会社の規模は違うかもしれない。でも、プロレスは新日本プロレスが世界一ですよっていうことを、俺が痛いほど、教えてあげますよ。ねぇ、元スーパースター、ジョン・モクスリー。覚悟して名古屋のリングに上がって来いよ。」と、トランキーロではなく団体対抗戦に燃える選手のようなテンションになっています。

思い返してみると内藤というレスラーは「生え抜きの意地」という部分でオカダカズチカに対して闘争心を燃え上がらせた試合をしていましたし、出戻りの柴田に対しても、そういえば石井やタイチやケニーに対してもそうですが「他団体から新日本プロレスに来た選手」に対しては闘志を剥き出しにしますよね。

それゆえに名勝負が沢山生まれていると思いますが、ボク個人としては内藤とモクスリーって・・・全然合わないという想像をしているのです(笑)
9割内藤が攻められて最後にデスティーノ1発で終わって、かなりの凡戦ぐらいになってしまうぐらいの想像もしているのですが・・・ただ内藤がモクスリーを叩き潰すような試合を仕掛けていくなら名勝負になるかもしれないという期待もあります。

オカダを一発で脳震盪状態にしたような強烈なビンタやモクスリーがまだ新日本プロレスではあまり受けていないエグい投げ技などを内藤が見せてくれれば面白くなりそうですけどね。

大暴れする狂犬に制御不能の内藤を見せてほしいなぁなんて思います。

あと・・・モクスリーの横にピタッとついている海野がこれまではとても可愛らしく見えていたのですが、広島大会では物凄くドヤ顔でUSのベルトをファンに見せつけていて少しだけ、少しだけですがイラッとしたので(笑)ぜひ内藤が勝利した暁には海野にも一発攻撃してほしいなぁと(笑)

内藤哲也のロスインゴ愛が一番強い

ところで、内藤哲也の新日本プロレス愛が強いことは誰しもが知るところですが「ロスインゴ愛も強い」という印象を広島大会の締めのマイクを見ていて感じました。

いつも通り「EVIL!BUSHI!SANADA!ヒロム!鷹木!」とロスインゴメンバーの名前を叫んでいきましたが、例えばこの締めをロスインゴの他のメンバーがやっていたと妄想とすると、G1中にはやらない気がするんですよ。

あくまでもG1開催中というのはユニット抗争ではなく個人闘争ですからね。
多くのエントリー選手がユニットの話題とかを出さなくなる中で内藤はロスインゴの名前を高らかに叫ぶわけですから、やはり内藤にとって新日本プロレスとロスインゴというのは何よりも大切なものなのでしょう。

まぁ内藤がロスインゴと出会っていなかったら今の内藤はG1で大穴のようなポジションだった可能性も高いですし、プロレス人生を一気に充実させてくれたものがロスインゴでしょうからね。


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