新日本プロレス生え抜きという意地があることを記者会見で口にしていたEVIL。
その相手となるのはNOAHとWWEで戦っていたKENTAなのですから気合いが入ることは必然でした。
出し惜しみのない戦いをした両者でしたが、会場に鳴り響いたのはKENTAへのブーイング!!
これがモニターから聴こえて来たときに「後楽園ホールのお客さんは凄い!」と思いました。
そもそもKENTAはフリー参戦選手というよりは外敵のイメージとなるべきの選手です。
その背中にはNOAHとWWEが見えるわけですから、飯伏や特に棚橋との戦いなんて彼はヒールである必要性があるはずなのです。
しかし・・・厄介なことにKENTAの背中にはNOAHよりWWEより柴田が見えてしまうことから、何となく「応援しよう」みたいな空気になっていたことは事実。
これが逆にKENTAを苦しめていたのではないか?と思っていましたが、今日のEVIL戦ではKENTAに対して大ブーイングが起き、そしてそれをKENTAも楽しんでいたように見えました。
今日の後楽園ホールのお客さんが送った特大のブーイングはKENTAに居場所とエネルギーを与えたと思います。
試合もこのG1で一番KENTAが輝けた試合だったと思いますし、EVILも素晴らしかったです。
でも僕の中では・・・この試合のMVPは、いやこの後楽園大会のMVPはお客さんだったと思います。
棚橋とランス、飯伏とSANADAの試合でも声援が凄かったので試合がより素晴らしく見えましたからね。
・・・明らかにオカダとオスプレイの試合では燃え尽きていたように感じましたが(笑)
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