怪我を抱える飯伏幸太とウィルオスプレイが後楽園ホール3連戦初日のメインイベントとなりました。
考えてみると明日は石井とモクスリー、最終日はオカダとオスプレイですから新日本プロレス生え抜きの選手ってのも少なくなったよなぁって思いますね。
それだけ到るところから世界のトップと言えるような選手が新日本プロレスに集結しているということなのでしょう。
飯伏幸太とオスプレイの試合ですが、怪我をしているとは思えないほどの戦いとなりました。
華麗で激しくてバチバチで美しくてと、現代プロレスの完成形の中の1つとも言える試合をする二人ですからね・・・
でも不思議と熱くなるというよりは見惚れてしまうというか、メッチャクチャ男臭い感情むき出しの試合なのに汗臭くないってところがこの二人の特徴なのかもしれません。
27分16秒、今年のG1がスタートしてからの公式戦でダントツに長い長期戦を制したのは飯伏幸太でした。
東京ドームのリベンジと今年初の勝ち点2を手にした飯伏は「みんなを裏切りません」と力強く宣言。
優勝候補がようやくここから大外一気の脚で8月10日のオカダ戦まで突っ走り・・・差し切ることができるのか。
この先の飯伏幸太には短期決戦が必要か
このG1が始まってから飯伏幸太は3試合のトータルでもう67分も戦っています。
オカダが44分程、モクスリーはまだ2試合ですが16分程度、ちなみに矢野は10分です(笑)
このまま飯伏だけ試合時間が長いと怪我の回復も遅くなるでしょうし、最終戦では1時間以上戦えるスタミナがあるオカダが相手となりますからどこかで短期決戦が必要なのではないでしょうか・・・
ところで、プロレスの試合時間は平均すれば昔より長くなっていると思います。
でも世の中は「我慢できない人々」が増えていますので、例えば映画の時間は短くなり、音楽も1曲の長さが短くなっている傾向にあります。
沢山の文章を読めない人が増えているので短い言葉でつぶやくツイッターが日本だけでずば抜けて支持されていますし(これは匿名が好きな国民性ってこともありますが)時短傾向にある世の中で新日本プロレスは逆行しているわけじゃないですか。
それなのに長くてもずっと面白くてずっと見てられるって凄いことだと思うんですよ。
もちろん選手が凄い、そして関係者の人やスタッフさん、興行を運営する人などなど全て凄いです。
そしてプロレスファンもその点で言えば根気があるというか、楽しいものをちゃんと楽しめるという能力がある人の集まりなんだろうなと思うのです。
嫌いなモノや対象に対してばかり時間を使う人が徐々に増えている世の中で、好きなモノに対して時間もお金も使えるというのはそれだけで長所だと思います。
そんな人をどんどん増やしているプロレス、新日本プロレスというのは本当に凄いです。
卑屈な人が悪意で時間を使う対象にならないほどのエネルギーがリング上で爆発しているからなんですかねぇ・・・
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