飯伏幸太の倒し方を持っていたEVILが今年のＧ１初勝利！飯伏は２連敗で絶望的な序盤戦に。

2019年7月15日

気持ちを抑えることができないEVILと飯伏幸太。
ゴングがなると同時にお互いが突っ込んでいき開戦。

すぐに鋭い蹴りを出した飯伏なので足は大丈夫か？と思いましたが、EVIL的には蹴りの威力がいつもより弱いと感じたのかすぐに足を攻撃。

もしかすると飯伏は「万全だぞ！」というハッタリをかましたのかもしれませんが、それをEVILが見抜いたという心理戦があったのかもしれません。

是が非でも勝利を、そんな気持ちだったのでしょう。
普段は使わない膝十字固めのような形で飯伏の足を捕獲すると、足首へのピンポイントなストンピングを容赦なく打ち込むEVIL。

コーナーに振られても足を庇いながら走る飯伏は、迎撃のドロップキックが「飯伏史上最大の低さなのでは？」というぐらいに機動力が落ちてしまいました。

しかし、今宵も飯伏は覚醒モードへ以降する・・・

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キレ覚醒モードの飯伏幸太がEVILを追い込むが・・・

それでも気合いで巻き返す飯伏、叩き潰すEVILという攻防が続いていき、試合は真っ向勝負の様相となってきましたが、飯伏の勢いが落ちきらないと考えたのか足を思い切り踏みつけてからのスコーピオンデスロックを狙う。

ブレイクしないことに対して切れた覚醒モードの飯伏が掌底の連打からの蹴りでEVILを追い込んでいくが、EVILはなりふり構わずにレフェリーをEVILに叩きつけてペースを引き戻そうとした。

そのペースをひっくり返すような全身を使ったラリアットでEVILを一回転させる。

万事休すかと思われたEVILでしたが、かつて「超人オカダの倒し方」を知っていたように「天才飯伏の倒し方」もすでにダークネスな閃きをしていたのでした・・・

グロッキー状態に見えたEVILに対して飯伏がカミゴェを狙う。
しかしその足をキャッチして後ろに回転したからのスコーピオンデスロックを極めるEVIL。

正直「綺麗なサソリ固め」とは言えず、形が大きく崩れていたものでしたが、その体勢だからこそ「絶対に勝つ！」という気迫が見えたように思います。

完全に飯伏の足を破壊したと確信したのか、トップロープからのダイビングセントーンを見舞うEVILでしたがそれを回避され大ダメージを負うとそこへ飛んできたのはボマイェ！！

考えてみるとEVILは中邑にボマイェを食らったことがないですからEVILにとってのボマイェの味とは飯伏の味となるのでしょう。

そんなボマイェからついにカミゴェを狙う飯伏でしたがまだまだEVILは生きていました。

強烈なラリアット、ヘッドバッド、ローリングエルボー、ラリアットのコンボを見舞うとダークネスフォールズで決定的なダメージを与えて、最後はEVILを叩き込み勝利。

ついにEVILの逆襲劇が始まるのか？
何にしても大きな一歩を踏み出したEVIL、そして開幕２連敗と最悪のスタートとなった飯伏の明暗がわかれました。

ところで、僕はEVILのヘッドバッドがとても好きです。
迫力満点で勢いも半端ないですが、EVILとしては帰国当初に後藤との抗争で散々食らいましたし石井との戦いでも散々食らってきているわけです。

そんな中で新日本プロレスのゴツゴツ系代表の二人からヘッドバッドを食らうたびにEVILのヘッドバッドも強くなっているように見えるのです。

そこには激闘から得た経験値が必ずあると思いますし、EVILを飛躍させるきっかけとなった後藤とEVILを叩き潰してくれた石井へのリスペクトすら感じます。

このヘッドバッドは天下を取るキッカケになるかもしれません。