後藤洋央紀は変わった。
40歳にしてスピードが格段にアップ。
打撃のキレも抜群にアップ。
それでいて落ちていないパワー。
でも変わらないところもある。
劣勢になると表情が露骨に弱々しくなる。
こんな大事な復活の場なのに、ジェイに顔を掴まれて酷い変顔にされてしまう。
なぜか100%キマらない。
そんな愛嬌を残しながらパワーアップを遂げた後藤洋央紀、ついにジェイホワイトにリベンジを達成。
介入しようとした外道があまりの後藤の迫力に後退りして何もできなかった。
後藤洋央紀がついに変わった・・・
だけど、1つだけ言いたい。
プロレスファン仲間からは皆同じメールが届いている。
見ていないけど世界中のプロレスファンがSNSなどで書いていることも想像が付く。
それは・・・
新技!牛殺し式GTRを披露も・・・それで決まらないんかい!?
何度も劣勢になりましたが昔の必殺技だった昇天改をジェイに叩き込むと、破壊王と呼んでもいいほどの強烈な蹴りでジェイを吹っ飛ばした後藤。
そこで牛殺しの体勢に入るが・・・「え、ここでまた牛殺し?」という空気が画面からも伝わってくる。
しかしそこで見せたのは牛殺しの体勢からのGTR!!
技名は牛殺し式GTRなのか、それとも語呂が良い「ウシゴロGTR」なのかわかりませんが、抱えあげてからの落差は昇天改に劣らず、腕の振り下ろしの勢いに体重が乗る姿はGTRを遥かに超えた「後藤洋央紀史上、最大の奥義」と言えるカッコイイ新技でした。
映像からは大歓声、僕はモニターの前で自然とガッツポーズ。
復活の後藤洋央紀が新しい必殺技を引っさげてジェイホワイトを撃破!
これはG1優勝あるで!!
そんな言葉が頭の中をニコ動のように流れている中、シンジラレナイ光景が目に飛び込んで来ました。
カウント2でジェイが返す。。。
で、正調のGTRから3カウント。
いや・・・昇天でもGTRでも倒せなくて新技で勝つ方がいいのでは・・・
確かにプロレス界では正調の必殺技の方が上という常識があることは事実です。
内藤のデスティーノも旋回式の方が凄いのにこれでは決まらずに正調のデスティーノで決めますし、その辺は理解しているんですけどね。
ただ裏GTRとGTRはいいとして、今回の牛殺し式GTRがとてつもなくカッコよかっただけに何でやねんと・・・
ついでに言うと、LAでの修行映像で柴田がカメラを手で遮りながらブレードランナーの対策みたいなことをレクチャーしてましたが、見間違いでなければジェイの髪を掴んで堪えてそこに頭突きを入れていたような・・・(笑)
でも、後藤らしくてこれがいいのかも!!とも思うところはあります。
あの新技を繋ぎ技とするところも、絶対にGTRで倒したいからこそGTR以上の技を先に使うという選択肢だったのでしょう!!
最後には「G1のGは後藤のG!!」も出ましたし、このシリーズが終わる頃には「G(G1)T(獲って)R(Revolution)」を起こしているかもしれませんね!
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