平成最後のG1を制覇した棚橋弘至の言霊
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2018年 G1CLIMAX28(エントリー20人)
Aブロック首位棚橋弘至(勝ち点15)優勝
Bブロック首位飯伏幸太(勝ち点12)

昨年のG1CLIMAXは棚橋弘至に追い風が吹き荒れていました。
メディアへの多数の露出、主演映画などとリング外でのエースとなっていましたが肝心のリングで結果を出さないとプロレスラーとしてどうなの?という実は追い込まれた状態での参戦だったのではないでしょうか。

最終戦は因縁のオカダカズチカとの試合となりましたが、ここで勝利すればオカダ、引き分け以上で棚橋が決勝に行くという状況の中、またしてもこの二人の戦いは引き分けに終わり棚橋が優勝決定戦へ進出。

Bブロックは飯伏幸太とケニーオメガも長きにわたる友情対決となりました。
ここまでの勝ち点からケニーは引き分け以上で優勝決定戦へ、飯伏は勝利のみが条件と棚橋・オカダと同じシチュエーションでの戦いとなりました。

新日本プロレスに来てからの実績で言えば飯伏を圧倒するケニーでしたが、試合は飯伏がカミゴェで親友をリングに沈めて優勝決定戦へ進出。

試合後にケニーが話した「少し、負けたいという気がしました。」という発言が物議を醸しましたね・・・

この二人の友情物語は受け入れないファンも少なくありませんでしたし、結局これからしばらくしてケニーがAEWに移籍をしたことによって一連の物語が寂しく見えてしまうのは私だけでしょうか。

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満身創痍のエースが3度舞い、平成最後の優勝決定戦を制す

飯伏幸太のセコンドについたケニーオメガ。
棚橋弘至のセコンドについた柴田勝頼。
試合開始前からドキドキが止まらなくなるほどのシチュエーションはウォッカよりテキーラより濃い度数でファンを酔わせてくれました。

攻撃の手数や威力は明らかに飯伏が優勢だった試合となりましたが、普段はあまり見せることのない形相で一歩も引かない棚橋弘至はまさにプロレスラーそのもの。
タレントとしての棚橋が注目されていたからこそ、ここまでプロレスラー丸出しの泥臭い姿が徐々にファンの心も試合のペースも掴んで行きました。

平成のプロレス史を語れば恐らく一番に出てくるであろう棚橋弘至が平成最後のG1CLIMAXに打ち上げたのは3発のハイフライフローの花火。
背中に、立っている相手に、正面に、トップロープに上がる足はすでにおぼつかない状態でしたが歯を食いしばり飛び続けた棚橋が飯伏を沈めました。

「OVER AND OVER AGAIN」
「飛び続けるしか能がない」
「もっと行けるんです。プロレスは。」

これまでG1で言葉にしてきたものが言霊のようになり棚橋を優勝へ導いた平成最後のG1CLIMAX。

2019年のG1CLIMAXでは黒星スタートしている棚橋ですが、平成最後&令和最初の2連覇の権利があるのは一人だけ。

昨年のG1後に棚橋弘至は「どんな形のプロレスが流行っても俺は俺だって、俺がやってるプロレスが面白いって胸を張れるところ。何でそうやって胸を張るか。それを『そうだ!』って応援してくれるファンもいる『いや、それは違うぞ!』と言ってくれるファンもいる。熱いじゃん!全員熱いじゃん!それが、プロレス界にとって必要なこと。だからプロレス界に、俺が最も必要なんです」と語りました。

今年は不調のままG1に入った棚橋ですが、でもそんなことは関係なく「プロレス界には棚橋弘至が必要」である。

それを令和でも伝えるためにエースはこの夏も飛ぶことを諦めないはずです。


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