空前絶後の夏、西武ドームの歴史に残るオカダと中邑のCHAOS対決

2014年 G1CLIMAX24(エントリー22人)
Aブロック首位中邑真輔(16点)
Bブロック首位オカダカズチカ(16点)

Aブロックの中邑はファレを倒して勝ち点16とし、棚橋弘至とスミスjrの試合結果でスミス勝利の場合に通過が決定。
この試合でスミスが勝利したことで中邑の通過が決定。

Bブロックはオカダカズチカが鈴木みのるの厳しい攻撃に苦戦するものの、最後は西武ドームへ繋がるレインメーカー一閃で勝利。

この結果「空前絶後の夏」と銘打たれた2014年のG1CLIMAXは、CHAOS対決となる中邑とオカダが争うことになりました。

場所は西武ドームになり決勝戦当日はG1CLIMAXスペシャルシングルマッチとして、内藤VS本間、石井VSアンダーソン、後藤VS柴田、棚橋VSAJが行われましたが僕としてはこの新日本プロレス伝統というか大きな売りだったスペシャルシングルマッチをなぜほとんどやらなくなったのかと残念なんですよね。

これをやらないならグループから2名通過で決勝Tを開催して3位決定戦をするべきだと思うのですが(汗)

振り切ったレインメーカーで中邑真輔を撃破。

西武ドームのメインイベントはCHAOS対決。
そしてこの時期、誰しもが見たかったオカダカズチカと中邑真輔という黄金カードが実現しました。

「オカダは本物なのか?」そう確かめるように厳しい攻撃をする中邑でしたが、自らも若い頃からトップに立たされた経験がありましたし、オカダの気持ちを全て理解していながら戦ってようにも見えました。

一方のオカダは中邑を超えてこそレインメーカーだという気持ちが出ていて、相手が同じCHAOSの仲間であろうが関係なくレインメーカーとしてのファイトをしっかりと叩き込んでいきました。

この試合でお披露目となったのが今では珍しくない「逆さ押さえ込みからのレインメーカー」でしたが、このときは「え?ここで逆さ押さえ込み?」と一瞬頭の中にクエスチョンマークが沢山出ましたよね(笑)

そしてそこから全力で振り抜くメーターを振り切ったレインメーカー2連発。

一撃必殺のレインメーカーを合計3発も繰り出したところに中邑へのリスペクトと「ここまでしなければ中邑には勝てない」という気持ちが出ていた名勝負だったと思います。

試合に敗れた中邑は「まわりからはどう感じられてるか、受け止められてるかは知らないがピュアだよアイツは。非常に伝わってきたよ。ただね、ぶちのめしてやるのがひとつ俺の仕事だったのに、それも人生、イヤォだ」とコメント。

オカダに対して「ぶちのめしてやるのが俺の仕事」と言えるレスラーは2019年となった今・・・存在していませんね。

ただまだオカダも若いですから中邑のような存在が出てきてくれないといけないのかもしれません。
現実問題として候補はいませんけどね・・・(苦笑)

もし中邑とオカダが再び戦うことが未来に待っているならわかりませんが。


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