もう10時間少々でスタートするG1CLIMAX29。
開幕戦のダラス大会では新日本プロレスの黄金カードの1つである棚橋弘至とオカダカズチカが激突します。
ただ、今現在オカダカズチカの壁が棚橋弘至という状況ではなく、ライバルでもなく、、、棚橋弘至が挑戦するという立場だと考えるべきでしょう。
そんな挑戦者の立場である棚橋弘至は今年IWGPを失い、ニュージャパンカップでも敗退。
そしてマディソン・スクエア・ガーデンでも敗北してからの欠場という苦境に立っています。
ニュージャパンカップ以降は必殺技のハイフライフローを封印して新しい棚橋弘至の形を目指していましたが、それを確立できず。
欠場からの復活では「新技を引っさげて」ということでエースの新境地が見れると思いきや、世界中から「今の技は何なんだ・・・」と批判的な意見が殺到するスッポ抜けの裏ファイナルカットのような技を披露するもその後は封印状態。
そんな中でエースが頼るものはやはりハイフライフローでした。
右ヒザの故障が悪化した2月からハイフライフローを封印してきたが、もちろん手の内を温存して勝てる相手ではない。「解禁します。頼らない戦いを続けてきたので、ハイフライの出しどころだったり広がった部分はある。この半年間を無駄にはしない」と言い切った。
力強い言葉にも聞こえるエースのハイフライフロー解禁宣言ですが、ハイフライフローを頼らない戦いをしてきた結果として結果が伴わなかったので説得力や期待感を感じるファンは正直かなり少ないのではないでしょうか・・・。
ハイフライフローを復活させるならハイエナジーも復活だ!
棚橋弘至からハイフライフロー引くという、下手をすれば棚橋弘至本体よりも大きな引き算をしたことによって何が生まれたのかというのは正直わかりません。
ドラゴン殺法もマディソン・スクエア・ガーデンで不発したという時点で棚橋弘至の次の境地ではなかったと思います。
ただ、それなら「棚橋弘至にはハイフライフローしかない!」というぐらいまでこだわってほしいですね。
そして、棚橋弘至が「頼っていた」と発言したことがある以前の入場曲「ハイエナジー」も復活させてみてはどうか?いや、復活が近いのではないか?なんて気がします。
新しい棚橋弘至ではなく、最も輝いて本当の太陽よりも明るかったときの棚橋弘至に回帰する方が棚橋らしい気がするのです。
ある意味では太陽という唯一無二の存在が故に「変化を許されなかった棚橋弘至」なのですから・・・
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