第一試合後、メイン後のコメントで「ストロングスタイル」というワードが出たことの面白さ

ザックセイバージュニアがYOSHI-HASHIを倒し、リング上でもバックヤードでも発言した「ストロングスタイルは死んだ」という言葉には違和感を受けた人も多いのではないでしょうか。
そもそもストロングスタイルは棚橋弘至がアントニオ猪木の写真を道場から撤去した時点で死んだと思いますし、ストロングスタイルを巡る戦いは棚橋弘至と中邑真輔で終わったような気がするんですよ。

今の新日本プロレスのストロングスタイルというのは「自分の戦い方を新日本プロレスのリングで見せる」ということだと思いますので、ザックがこのワードを持ってきたのはどういう意図があるのかなぁ?なんて考えてしまいました。

ただ、すごく面白いなと思ったのがこの日の第一試合に出場した天山広吉が「新日本プロレスのストロングスタイルをヤングライオンは継承していかなあかん」と偶然にも「ストロングスタイル」というワードが出ていたことです。

選手の口からも滅多に出ないこのワードが、第一試合で新日本プロレス生え抜きの天山広吉が口にして、そして外様のザックがメインで口にしているというのは何とも面白く不思議な感覚になりました。

新日本プロレスの魂こそストロングスタイルなのであれば、ザックに対してリアクションをする選手がいるかも

ストロングスタイルという言葉は新日本プロレスのどの時期のファンなのか、どれぐらいの期間のファンなのかで感じ方が違うと思います。
ただ、このストロングスタイルを「新日本プロレスに入門してリングで血と汗を流して、ヤングライオンとして歯を食いしばり、そして新日本プロレスで戦い続けていく人間」だとするならば、今回のザックセイバージュニアの「ストロングスタイルは死んだ」という発言や「G1で墓に葬り去る」という言葉に対して何かリアクションをする選手がいてもおかしくありません。

「死んだ」ストロングスタイルを「墓に葬り去る」ということは、ザックの中でのストロングスタイルは野ざらしで死んでる状態ってことになりますので、ここまで言われてしまえば噛み付く人間が出てくるかもしれません。

それがEVILなのか、もしかしてストロングスタイルを否定した棚橋弘至なのかわかりませんが、G1でこの言葉の物語の続きがあれば面白いことになるのではないかと思います。

まぁザックの場合は適当に言いたいことを言う感じなので、ジュニア軽視発言なんかもありましたが(ここに噛み付いたのは高橋ヒロム)もしかするとこの一言が大きな何かに繋がるかもしれませんので忘れないでおきたいですね。


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