鷹木信悟がBOSJからG1への道を切り拓くことで新日本プロレスが面白くなる
「いや、あんたもうヘビー級よりパワーあるじゃん!」と多くのファンが思ったベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの鷹木信悟の戦いですが、G1参戦となるとあまりに結果の想像がつきません。

試合内容から考えればベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのように全勝したって納得するような選手ではありますが、徐々に階級の差がなくなってきている新日本プロレスとは言ってもやはりヘビー>ジュニアの構図は強いですし、何ならジュニア上がりのヘビーは扱いがよろしくないというのも昔からの伝統です。

これがどちらかに偏るのか、それとも4勝5敗や5勝4敗というところで落ち着くのかあまりに想像が難しいのですが、そんなことは関係なく鷹木信悟が参戦するというだけで9試合が全て興味深いカードになるということを楽しみたいなと思います。

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ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア準優勝の価値を高めることができるのか

鷹木信悟はベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで準優勝となり、優勝したオスプレイはAブロックでG1に参戦しています。
オスプレイに関してはNEVER王者になったこともありますので明確にヘビー級と互角の闘いをしているわけですが、鷹木信悟に関しては新日本プロレスの実績で言うとその準優勝とIWGPjrタッグ王者というものですから対ヘビー級は未知数でしょう。

しかし、オスプレイとは僅差の闘いをしたわけですので十分にこのG1で上位争いができる存在であってもおかしくありません。

このG1で良い結果が出ればベスト・オブ・ザ・スーパージュニア準優勝の価値も上がりますし、オスプレイの結果も含めてベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに参戦したジュニア選手たちの価値も上がると言えるのではないでしょうか。

また、その結果から「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアからG1」という道を切り拓くことができるかもしれません。
そうなれば鷹木信悟を目標にしているであろうSHOや復帰後の高橋ヒロムなどのG1参戦という未来を作ることにも繋がります。

新日本プロレスを面白くするという宣言をしている鷹木信悟が本当に新日本プロレスを面白くするためには、このG1での活躍が必須となりますね。

ヘビー級のパワーとジュニアのスピードを兼ね備える鷹木信悟

鷹木信悟の特徴はヘビー級、いやそれ以上のパワーです。
特にパンピングボンバー(ラリアット)は肉体が振動し、皮膚が悲鳴をあげる音が会場に響き渡る程。
「プロレスなんて寸止めでしょw」とか言う人に見せてあげると一撃で黙るぐらいの効果まであります(笑)

鍛え上げられた肉体を全力で使う姿は説得力の塊です。

それに加えてジュニアのスピードもありますので、どんな相手にも対応可能、どんな相手とも真っ向勝負ができるという非の打ち所がない選手です。

1つだけG1で懸念される不安点は腕への負担でしょうか。

ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでもラリアットで酷使する腕にダメージを負いましたが、対ヘビー級を9試合行うG1ではラリアットを打つ頻度も増えてくるはずです。
ほぼ休みのないスケジュールでシリーズが進んでいくことを考えると、終盤戦ではもう腕がボロボロになっている可能性も・・・

石井智宏&後藤洋央紀とのパワー勝負に大きな期待

どう考えても試合が面白くなる相手が石井智宏と後藤洋央紀でしょう。
真っ向勝負でどちらが音を上げるのかという試合になることは間違いないですし、石井智宏をねじ伏せることができれば鷹木信悟の評価は更に上がると思います。

試合を見なくても年間ベストバウト級の試合をすることは想像できますが、その想像以上の試合をすることも想像できるという超絶楽しみなカードです(笑)

また後藤洋央紀と鷹木信悟は若干被っている部分があるとよく言われます。
パワーファイターだけど技にオリジナリティがあって、武将を思わせるような雰囲気があるところは確かに似ています。

後藤洋央紀からすれば絶対に負けたくないタイプの相手でしょうし、鷹木信悟からすれば絶対に倒したい相手ですから熱い試合になることは間違いありません。

そしてSANADAが言うように「後藤洋央紀と戦うとレベルアップする」という現象が鷹木信悟にも起こるのであれば、鷹木が優勝決定戦まで進むなんてこともありえるのかもしれませんね。


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