NEVERタイトル戦では素晴らしい名勝負を見せつけた二人ですが、このG1ではそれぞれが台風の目となりそうです。
おそらくBブロックでの本命は最終戦でも戦う内藤哲也とジェイホワイトという人が大半でしょうし、またジュニアとしてヘビー級を超えていくことに疑いのない鷹木信悟や元WWEモクスリーという存在もいるわけですが、この本命候補達に対して勝てそうな存在が石井とタイチだと思うのです。
今の新日本プロレスは何が起こるかわかりません(と言っても大きな舞台では起きにいくことが多いですが)
十分にこの二人にもチャンスはあると思いますし、何というかサプライズのギリギリの位置のような絶妙な二人だと思うんですよね。
石井智宏が天下を取ってもいいじゃないか
この5年間ぐらいの新日本プロレスの中で誰が一番多くベストバウトと呼ばれる試合をしたか?と言われれば石井智宏でしょう。
真っ向勝負で痛みの伝わるプロレスは今の時代でもファンが見たいものですし、華やかな選手にキャーキャー言っている女性ファンも石井の試合を見れば手に汗握ってウオオー!と叫ぶのですから、どれだけ石井が偉大な選手か証明しています。
師匠である長州力に「お前は新日本プロレスには勝てない」と言われた悔しさを、新日本プロレスでのトップに属されている今でも背負いながら戦っている貪欲さもファンの心に刺さる理由なのではないでしょうか。
とは言え石井選手も43歳と年齢的には厳しくなってくるでしょうし、ここ1~2年しかG1制覇やIWGPを手にするチャンスはないと思います。
ここまでの試合をし続けている石井智宏というファンの心を掴んで離さないレスラーがG1やIWGPを手にしないままで終わっていいのだろうか?と考えるファンは多いことでしょう。
6月26日には長州力引退試合に出場する石井ですから、師匠からのパワーを受け継いでG1で革命を起こすなんてことがあってもおかしくありません。
NEVER王者が、石井智宏がG1を制覇してもいいじゃないか!!
この夏はそんな気持ちで応援したいと思います。
まとめてリベンジするチャンスが巡ってきたタイチ
ヘビー級のシングルプレイヤーとしてもう誰も実力に疑いをもっていないであろうタイチ。
このG1は初出場となりますが、タイチがやりたい相手と次々に戦うことができる最高の舞台となりました。
内藤哲也へのリベンジはもちろんのこと、NEVERを奪われた石井との再戦もあります。
後藤洋央紀と真っ向勝負で決着をつけたいとも思っているでしょうし、ジェフコブもいますからインターコンチネンタルとNEVERで交差した選手たちとの一気の再会がこの夏に実現します。
またジェイホワイトのような若い選手をいたぶることが得意な選手でもありますし、鷹木信悟のような他団体の匂いが強い選手へのタイチは滅法強いですからこのカードも楽しみです。
タイチがリベンジするべき相手にリベンジをすることができれば、十分に上位争いができるというのも台風の目となりそうな理由です。
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