元3階級王者の亀田興毅と神童那須川天心の闘いは・・・8時から番組がスタートして11時過ぎまで引っ張るという「なげーよ」という感じでしたが、まぁこれはいつものことなので構いません(笑)
試合に関しては僕の予想に反して那須川天心が圧倒していましたが、3ラウンド目にヘッドギアを外した亀田興毅の最後の男気とこのラウンド動きに関して、やっぱり亀田興毅以上のエンターテイナーはボクシング界にいなかったと思いました。
おそらく茶番とか何とか言う人もいると思いますが、僕は純粋にこういう夢のカードを実現させてくれたこの二人に心からの拍手を送りたいです。
ところで、亀田興毅選手が自身の勝利への投票が多いことに関してとても面白い発言をしていました。
「ヒールでずっとやってきた自分が応援されるようになったということは、終わりが近いということ」
確かに悪役が応援されるようになったらお役御免というか、そういう感覚はプロレスでもそうなのかもしれないなぁと。
そこからが燃え尽きるまでのカウントダウンに入るというか・・・今の新日本プロレスでもそういう選手はいるじゃないですか。
誰とは書きませんが、頭を過った選手がいまして・・・
さて、それは置いておいて。
この試合で亀田興毅選手は燃え尽きることができたと思いますし、今から那須川天心が亀田家のスタイルで注目を浴びるというのは無理かと思いますが、格闘技界を盛り上げるためには強さだけではダメであること、エンターテイメントが必要であることは伝わったのではないかと思おいます。
視聴率50%を平成で取った亀田興毅というのは何を言われてもそこだけでもエンターテイナーとして偉大ですし、格闘家としても偉大ですからね。
RIZINは10%に届かないですが、ここを超えていくには那須川天心がよりお茶の間に響く格闘家でありエンターテイナーでないといけないですし、プロレスに関しても今はプロレスファンが増えているというよりは元々プロレスが好きなよりがよい濃いファンになっているだけという部分もあります。
真壁刀義や棚橋弘至は対世間という考え方を10年前からしていますが、これからは新日本プロレスもプロレス界も対世間、世間を巻き込むような動きがもっと必要になっていくでしょうね。
内藤哲也、鷹木信悟、オスプレイ、石井智宏などプロレスファンには圧倒的に支持されている選手でも、世間で知っている人なんてほぼいないわけですし、一方で世間で知られている棚橋・真壁・ライガー・本間などはリング上では最前線からは下がっている状態。
このバランスの悪さというのは変えていかないとどこかで伸び止まると思うんですよね。
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