週プロにKENTA選手のインタビューが掲載されていましたが、本当に心の底からWWEは最悪だったのが伝わってきました(笑)
まぁ日本のプロレスファンからしても「KENTAの話題を全く聞かないなぁ」という状態でしたが、完全に心が折れていたのでしょうね。
あれだけ芯の強いイメージだったKENTAなのに人の意見などでブレブレになっていき、牙を抜かれたとまで言うのですから相当なことだなぁと。
日本から海外へ行くアスリートは増えていますが、例えばサッカーで多いのは移籍したけど試合に使われず無駄な時間を過ごすだけという地獄パターンは珍しくありません。
宇佐美選手のバイエルンや本田選手のミランなどもそうでしたが、ただアスリートはプライドが高いので「試合に出れなくても練習だけでも違う」なんて言いがちです。
でもKENTA選手はハッキリと後悔をしているので、、、一度この4年半を切り捨てて生まれ変わりたいのでしょう。
元WWEという紹介をマスコミもファンも実況解説も言いたくなるとは思いますが、いかんせん本人がそんな状態の上に今の新日本プロレスにはジェリコやアンブローズが上がっているのでこのワードは使われたくないかもしれません。
元NOAHのKENTAの方がしっくり来るのかも...
KENTAのG1参戦は賭け
そんなNOAHに戻る選択肢はあったはずですし、普通ならNOAHに戻るのが正しいはずです。
新日本プロレスファンからすれば中邑やKUSHIDAがWWEを退団して、その時に絶好調のNOAHに行くようなものですからこれは当然頭にくるでしょう。
KENTA本人もインタビューでは、そのことを一番考えたと話していますが結論として「活躍に応えることができずに戻るのはただの甘えだと思ったから」と話しており「これでダメだったら終わりだと思ってやる」とも話しています。
もちろん...前半は理由付けとして見られるでしょうし反感を買うとは思います。
NOAHファンがWWEでダメだったけど新日本で活躍してほしい!とは思わないでしょうし、新日本がここまで人気になっていなければNOAHへ戻ったはずです。
また活躍したらNOAHに戻る的な匂わせは新日本ファンから反感を買うはずです。
ただ、世界的にも最も過酷なG1に出場する覚悟と、これでダメだったら自分は終わるという思いに関しては新日本プロレスファンもNOAHファンも色眼鏡ではなく素直な目でKENTAの試合を見てあげてほしいですね。
所属は本隊ではなく柴田家?ただ実質的には本隊入りか
柴田が本隊だかKENTAは?という問いには、僕は柴田家です柴田家の人々ですと回答したKENTAですが、G1期間中のタッグマッチではLA道場のコナーズ、フレドリックスだけでなく棚橋や飯伏とも組むので基本的には本隊側になることでしょう。
弱体化した本隊ですが飯伏とKENTAがいればかなり巻き返せますし、僕としては柴田選手からの流れなのでアリだと思います。
もちろんNOAHファンの人やNOAHアレルギーがある新日本プロレスファンの人だと「KENTAが本隊入ったら戻ってこないじゃん」「元NOAHが本隊?」なんてことになるとは思いますが、あくまでも柴田からの流れであると考えれば妥当だと思います。
公式体重81キロのKENTA選手ですからジュニアじゃん!とも言われてますが、プロレスというのはヘビー宣言した瞬間に体重問わずジュニアの枠を超える魔法があるのです。
そんな数字の部分ではなく、今の新日本プロレスの中でKENTAがどこまでやれるのか?をまずはファンが見てどうなるのかが重要ですね。
鷹木は一発で新日本プロレスファンを認めさせましたから、実力があれば一瞬で物事が変わるのが新日本プロレスですらからね!
ただ、この週プロの表紙がライオンマークの前でポーズを決めるKENTAで、ページをめくると三沢さんのメモリアル大会の記事なのは正直NOAHファンの人は複雑な感情になると思うんですよ。
プロレスファンは結構デリケートですからね...
言いたい放題な時代なのにプロレスファンはツイッターなどで選手との距離感が近いことから本音を隠してどんな試合でも絶賛するようになっているぐらい気を使ってます。
他のジャンルより明らかにプロレスファンはプロレスラーの人を喜ばせてあげようとしているぐらい優しくなってます。
ただその裏には本音を隠していたりするわけですから、表面的にはKENTA頑張って!と言っているNOAHファンも本心では苦しんでいる人が少なくないはずですからね。
週プロさんはあえてこの構成にしたことでファンに問う部分もあると思うのですが、昔のプロレスファンほど今のプロレスファンはガサツじゃないですから(笑)
僕らみたいな30年見てるオッさんファンは「週プロやるねぇ」と思うはずですけど、若いファンはちょっと辛いと思いました。
ただ、これぞ週プロや!とは思うんですけどね。
プロレスマスコミのプロレスラーとファンと戦う姿勢ってのは昔からの醍醐味だとも思います。
ただ時代は徐々に変わっていますからね、、、
それでも、そんな変わりゆく時代の中でも変わらないプロレスを見せるレスラーもいますが、KENTAは今度こそ自分を曲げずにKENTAのプロレスを新日本プロレスで見せてほしいですね。
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