G1にエントリーされなかった鈴木みのるがブチギレ。鈴木みのるの呼びかけの理由は炎上させること?

超豪華な夏の祭典G1CLIMAXのエントリー選手が発表されましたが、プロレス界の王と自称する鈴木みのるはエントリーから漏れてしまうという事態に。

しかも鈴木軍からタイチ・ザック・ランスアーチャーと3人がエントリーされている中でボスである鈴木みのるが選出されなかったのですから悔しいやら恥ずかしいやら腹が立つやらというのは当然でしょう。

特に今年はどちらのブロックに入ったとしても美味しい相手しかいなかったわけですし、令和初のG1であり歴代最高メンバーのG1に自分が入れないなんてことを認めることができるわけがありません。

その怒りを試合でオカダにぶつけて、ランスアーチャーと一瞬不穏な空気になるなど完全に切れてしまった鈴木みのるはその思いをマイクと試合後のコメントで吐き出しました。

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俺がいないG1なら最強決定戦の看板を降ろせ!

試合後の鈴木みのるは「なぜ俺をG1に出さない」「オマエが大事にしているオカダを苦しめるからか?」「オマエら(客)も俺とG1出場選手の試合がみたいだろ?」と呼びかけ大歓声を受けると『おい新日本!客の声を聞きゃわかるだろ!とまくし立てました。

確かに、今回のG1というのは敷居が高いものではあるのです。
鷹木信悟やオスプレイの参加も決まり、モクスリーやKENTAという外からの刺客も参加するわけです。
その上で新日本プロレスのトップ戦線の選手もいるわけで、実際問題としてエントリー選手のザックと来週タイトル戦を控えているYOSHI-HASHIがこの時点でエントリーされていないという、通常ならありえないようなことも起きています。

また真壁刀義もエントリーされておらず(試合後のコメントを見る限り、特に気にしてなさそうですが笑)成長株のヘナーレなどでも到底出場することができないぐらいにメンバーが揃いすぎているわけです。

ただ、いくらGBH好きな僕でもこのメンバーで矢野通がエントリーされるなら鈴木みのるだろうよ!とは思いますし、先程も書いたように鈴木軍のボスが出場できないのにメンバーから3人もエントリーされているというのは、新日本プロレスから『もう鈴木みのるの優先順位は凄く後ろだよ』と言われているようなものですから怒りが湧いて当然でしょう。


そんな怒りを発言している時、その後ろにはG1出場が決まっているランスとザック。
そして解説席にはタイチもいるということで、気まずい雰囲気ですよね・・・(苦笑)

話題となった鈴木みのるの呼びかけの真意は新日本プロレスに抗議しろというだけのことか?

さて、鈴木みのるが「世界中の鈴木軍・予備軍・みのるマニアよ闘いの準備しろ」という呼びかけがプロレスファンの中で話題となりました。
昨日は「明日だ・・・」と話していましたが、その明日(今日)に起こったのが鈴木みのるのG1落ちという烙印が押されたという事実です。

このマイク後の鈴木みのるは「世界中の鈴木軍予備軍よ、騒いでいいぞ騒げ!新日本プロレスをぶちのめせ!」と呼びかけました。

これを見た時に僕は物凄いレベルでの不安を感じたのですが、同じ気持ちのファンの人も多いのではないかと思います。

そもそも、リング上でも試合後でも「ファンの声を聞けよ!」という言い方をしていますが、確かに後楽園ホールにも世界中にも鈴木みのると鈴木軍のファンはいますが、他のユニットのファンもいるわけです。
いつもは「うるせーよブタ」とか言っている鈴木みのるなのに、今回は明らかに自分のファンやプロレスファン全体に助けを求めているような感じになっているじゃないですか。

ファンなんて関係ないと、俺は俺の闘いで全てを掴んでいくんだというタイプの男がファンの声に救いを求めているように見えます。

そして試合後の「騒げ!」に関してですが、これは多くのプロレスファンが期待していた「世界中から鈴木軍に加勢する仲間が登場する」ということでもなく、明日のメインイベントでのイリミネーションマッチで誰かが来るとかではなく・・・

『鈴木みのるがなぜG1に出れないんだ!と新日本プロレスのSNSに突撃して騒いで炎上させろ!』

ぐらいの話しだった可能性が・・・

もしそんなことであれば、明日のイリミネーションマッチで起こるのは『鈴木みのるの危機』の可能性もあるのではないか。

鈴木軍崩壊の危機、いや鈴木みのる追放の危機となるのか?

そんな状況で迎える17日の後楽園ホール大会のメインイベント、CHAOSと鈴木軍のイリミネーションマッチがきな臭い。

鈴木軍のメンバーは鈴木みのる、タイチ(G1出場)ザック(G1出場)ランス(G1出場)金丸(BOSJ出場)という構成です。
新日本プロレスに関わる全レスラーにとってジュニアはBOSJ、ヘビーはG1に出場できるかどうかが主力の証です。
なので、明日の鈴木軍というのは『鈴木みのるだけが落第者』というような状況であるとも言えるわけです。

そして、なぜ鈴木みのるというボスの周りに人が集まるかと言えば「強く男気があるレスラーだから」でしょう。

しかし、この16日をもって鈴木みのるは「G1に出場できない選手」ということで強さを否定され、その上で後楽園ホールはもちろん世界中のファンに「お前らが騒いで俺をG1に出れるように抗議してくれ」とお願いするという状況になったわけです。

こんな状態で鈴木軍のメンバーが鈴木みのるをボスと認めるのでしょうか。

そもそもタイチは内藤哲也に鈴木軍から目障りなボスを追い出せと焚き付けられたことがありますし、ザックはタイチとともにワールドタッグリーグで不穏なコメントを残したこともあります。
またランスアーチャーは「アメリカンサイコ」と言われているような男ですから、今の鈴木みのるに対しての感情が崩れていてもおかしくありません。

それとも、鈴木みのるほどの男がここまでの行動を取ったことに何かを感じた行動を取るのか。
石井かオカダの腕をへし折り、強引にでもG1の出場枠をあけるのか?

明日の鈴木軍、目が離せませんね!

ところで、昨年のG1の勝ち点がこんな感じです。
棚橋:15点
オカダ:13点
ジェイ:12点
ファレ:6点
EVIL:10点
ジュース:6点
後藤:6点
石井:10点
矢野:6点
飯伏:12点
内藤:12点
SANADA:8点
ザック:12点

真壁:6点
YOSHI-HASHI:6点
鈴木みのる:10点
タマ:6点

こう見ると8点だったSANADAはニュージャパンカップ準優勝してますし、昨年6点でもUS王者として頑張っていたジュースは良いとしても特に実績のないファレ、矢野、そして修行とは言え欠場し続けている後藤の3人が入るなら「なんで俺が漏れるんだ」と鈴木みのるが怒る理由もわかります。

鈴木みのる『ランス、ほんまにええんか?』

からの出場権の譲渡とかはないでしょうし・・・(笑)


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