棚橋弘至の新必殺技「変形スリングブレイド」はキズナロードで完成するのか

ネット騒然となった棚橋選手の新技ですが公式発表で「変形スリングブレイド」とされていました。
相手を上向きにして逆向きにヘッドロックをして、そこからファイナルカットのような動きをする感じなのですが・・・まぁなぜネット騒然かと言えば、棚橋選手が回転して振り返った時点でチェーズがリングに倒れて行ったので、棚橋選手がチェーズに一切触れることができず・・・という、ファンが初見の技なのに「あ、失敗した」と認識できてしまったわけです。

SNSで一番的確だったコメントが「え、棚橋さんの新必殺技って倒れる相手の上で回るだけ?」というもので、まさにその言葉通りの光景でしたからね・・・

そして、棚橋弘至の新技予告には全世界のファンが期待していたということもあって、期待と現実の差があまりに大きすぎたというのも落胆の声が大きい理由なのでしょう。

変形スリングブレイドは手を離したら相手が倒れてしまう

で!イチプロレスファンとしてこの技を考察したいのですが、この技に入る前の状態の「棚橋弘至の絵になる感」は凄まじいです。
表情も最高、そして肉体を見せつけることができるという『棚橋弘至の美しさ全開』としては最高だと思うのです。
恥ずかしい話ですが、この瞬間の棚橋弘至を見て僕は鳥肌が立ちました、カッコ良すぎて。


そしてこの瞬間「あ!新技くる!?」と興奮しましたが、それは棚橋弘至の新技宣言というニュースを見ていた全てのファンが同じ気持ちだったでしょう。

ここから何をやるんだ!?と考える時間があるほどにたっぷり溜めて、ここから回転して右手でファイナルカットのような動作をするわけですが・・・1秒後、チェーズは先にリングに倒れており棚橋は空振りのような感じでリングに落ちました。


で・・・これ、うちのめちゃくちゃ体の柔らかい嫁さんにやってみたんですよ(笑)
それで気がついたんですけど、こんな仰け反った状態にされてたらですよ、一瞬首のロックを外しただけでもそりゃそのまま倒れますよ、支えがなくなるわけですし、それこそマトリックスじゃないんだから。

飯伏とかオカダなら背筋力でキープできるかもしれませんが、例えばファレとかにこれをやったら手を離した瞬間に凄いスピードでリングに倒れ込むだけの姿が想像できます(汗)

ならば!ほぼ首をロックしたまま回転して右手でネックブリーカーの動きをしたとしましょう。

相手の正面から、相手の首を左手で巻き込み、そこから回転して左手と右手をスイッチしてネックブリーカー・・・って、これ変形スリングブレイドじゃなくて、走らずにゆっくり溜めてスリングブレイドしているだけなのでは!?

太陽、エース、新日本プロレスの救世主ですよ、棚橋弘至は。
その棚橋弘至の代名詞がハイフライフローですが、、、ハイフライフローの次の必殺技がこれってのはファンは受け入れないような気がします。

試合後の棚橋選手は意外にも自信のあるコメント。ほぼ完成形なのか?

試合後の棚橋選手のコメントを見ると、確かにジェイのブレードランナーを切り返すにはやりやすいのかもしれません。
くるっと回ればこの状態になりますからね。

ただ・・・コメント全文を読むと物凄く自信にあふれている感じなんですよね。
精度は上げないととは言っていますが、もしかするとミスではなくてこれが完成形なのか?という感じもしなくありません。

まぁ内藤選手も最初のデスティーノは回転をしきる前に棚橋選手が倒れたのでただのアサイDDTになっていましたので、ここからとてつもない進化をして棚橋弘至といえばハイフライフローではなく変形スリングブレイドとなることもあるのかもしれませんが・・・

それこそオカダカズチカのレインメーカーなんて初期型は「は?」ってリアクションをファン全員が取ったぐらいでしたからね(笑)
ネックブリーカー式からショートレンジのラリアットに切り替えて、それを棚橋弘至がド派手に受けることでレインメーカーという素晴らしい技になったわけですから。

キズナロードでこの技が化けてG1で爆発するのか、それとも「そんな技はなかった」となるのか。

それもまた1つ楽しみが増えたと思って注目していきたいですね。

ところで、余談ですがこの日に試合後半でゲスト解説として再登場した棚橋選手でしたが、開口一番「飛び技」と「とびざわ」と言い間違えました(笑)
TVの前で「飛沢って誰やねん!」と突っ込んでしまいましたが、「技」という言葉をミスするというのはかなり動揺があったのではないかと思うんですよね・・・

まぁでもそんなところまで含めて棚橋弘至というエースはカッコ良くて愛嬌があって怖いときもあって、沢山の人が応援しているレスラーなわけですよ。

棚橋弘至がリングに上がると、本当に「照明を明るくした?」って思うぐらいに輝きが違いますからね。
だからこそ近年のコンディションだと色々と悪い部分が余計に目立つということもあると思うのです。

しかしそんなコンディションも怪我も背負っていても、エースが言ったからにはIWGPを狙えるような状態の棚橋弘至を見せてほしいです。


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