大阪城ホール前ということで週プロさんにオカダ選手のインタビューが掲載されていました。
マディソンスクエアガーデン大会ができたことによる視野の広がりというのが言葉の端々に出ていて、プロレスファンが「プロレスファンでよかった」と「プロレスファンが胸を張れる」というようなところまで意識しているというのは流石王者オカダですよね。
目配り気配りじゃないですけど、そこまでの余裕がレインメーカーにはあるというのは凄いことです。
いや、もしかすると余裕がなくなることもあるのでしょう。
選手の離脱などが続けばその瞬間は余裕がないのかもしれませんが、その状況を攻略していくことでキャパが広がり余裕が生まれてしまうというのがレインメーカーの進化力と変化力なのかもしれません。
世界へという考え方もオカダが先頭にいると思いますし、ダラス大会でG1を開幕するのもオカダの意見だということですが、自分がバリバリのトップである時代に行けるところまで新日本プロレスを引っ張っていこうとしていますよね。
同世代のライバルができたこと、年下の世代が急成長していること、そして上の世代にもしっかり素晴らしい選手がいること、オカダの弱点はCHAOSという家族があっても何か新日本プロレス全体の中で突然変異的で浮いた存在に見えていたことや、ライバルが不在だったこと(というかライバルができてもどっか行く(苦笑))などありましたが、今現在はオカダにとって最高の状態がようやく出来上がってたのかもしれません。
そしてオカダにとって最高の状態があるということは、新日本プロレスにとって最高の状態でもあることになるでしょうから、この勢いでどこまでも突き進んでほしいです。
IWGPらしい闘いをクリスジェリコをしたいと話すオカダカズチカ
週プロでのインタビューではインタビュアーが「新日本プロレスマットでは出がらし感のあるジェリコですが」と中々酷いことを言っていますが(笑)まぁ確かに最初のインパクトってのは当然ありません、人間慣れる生き物ですから。
ただ、そもそも初登場の時は世界のクリス・ジェリコを持ってしても「誰?」ってリアクションの世代のファンが増えている今の新日本プロレスですので、ケニーや内藤やEVILとの闘いを経て若いファンにも認知された状態で、しかもAEWでケニーを倒して来ての参戦ということですから、今回に関してはサプライズと認知度のバランスが良いんじゃないかなとは個人的に思うんですけどね。
オカダ曰くジェリコは入場とかでもカッコいいので、空気でもカッコよさでも負けたくないと話していますが「クリス・ジェリコ・ワールド」が入場前から構築されていく中でそれをオカダカズチカワールドにした上で勝利すれば完封勝利ということになるでしょう。
今のオカダカズチカならそれができるはずですし、クリスジェリコという名前のプロレス界世界遺産を利用して更にオカダ&新日本プロレスを世界に響かせる大チャンスでもあるのが今回の大阪城ホールのメインイベントだと思います。
IWGP戦らしい試合になるかどうかはジェリコの闘い方にも大きく左右されますが、恐らくビッグマッチだらけで名勝負だらけになる大阪城ホール大会のメインを「やっぱりオカダが締めるとイイネ」と思わせるような世界を見せてくれることを期待しています。
もちろん...ペインメーカーが最後に立っているかもしれませんが。
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