優勝決定戦を見ているかのような気持ちになってしまった鷹木信悟VS石森太二。
両者のルーツ、年齢、そして新日本プロレスではない場所のトップだった人間が新日本プロレスのリングでとてつもない試合をしているという状況にしてもシチュエーションが良すぎましたから。
今回は愛媛大会ということでしたが、愛媛どうこうではなくてもっと大きな箱でやる試合だなとも思いましたけどね。
映像で見る限りだと超盛り上がっているという感じはしませんでしたし、タイガーマスクVSティタン戦で冷え切っていたように思いますが(苦笑)
もちろんメインは映像で見る10倍は盛り上がっていたと思うのですが、やはりこれぐらいのカードが1つでもあるならもっと大きな舞台で見たかったなぁと感じました。
鷹木の進む先がジュニアなのかヘビーなのかわかりませんが、どの道に進んでもこの二人はリング上で大きな舞台で再開するだろうなとは思いますけどね。
鷹木信悟のコメントが『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』だった
試合後の鷹木は敗者の石森を讃えました、そして鷹木が倒してきた9人の選手に対して「9人の悔しさを背負って戦う」という宣言をしました。
この言葉で一気に「これぞベスト・オブ・ザ・スーパージュニアや!!」って感じましたよ。
第一回から見てますけど、このベスト・オブ・ザ・スーパージュニアだけは団体の壁もユニットの壁も世代の壁もなく「ジュニアの一体感」を感じれる大会じゃないですか。
ただ、ここ数年の新日本プロレスはどうしてもユニット対抗の図式が強いということもありました。
それでも昨年であれば高橋ヒロムであり、KUSHIDAであり、それ以前ならライガーのような「その大会のジュニアのアイコン」的な存在が必ずいたのですが、今回に関しては優勝候補が鷹木、石森、オスプレイ、エルファンタズモ、ドラゴンリーなど「新日本プロレスのジュニアの象徴」のような存在がいなかったわけです。
そんな中でこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアが始まったわけですが、やはりユニット抗争のような雰囲気の試合が多かったです。
しかし、ここで鷹木が「倒して来た9人の悔しさを~」という発言はまさにそれこそベスト・オブ・ザ・スーパージュニアそのものだったと思います。
流石に優勝決定戦が終わった時に、全てのエントリー選手がリングに上がって勝者を讃えるような光景は今の新日本プロレスではできないと思うのですが、そういう光景が広がるベスト・オブ・ザ・スーパージュニアがいつの日かまた戻ってくるような予感も少しだけするんですよね。
やっぱりジュニアの一体感って素敵です。
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