ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア名古屋大会を観戦してきました。
まぁ何だかんだ「全部消化試合じゃないか」とか「マーティースカルの試合無しか...」と愚痴ってはいましたけど、生観戦すれば面白いんですよね。
席が選手の入退場側だったので近くで選手が見れたというのも良かったです。
そして行くたびに感じるのが女性客の多さ。
ガチのカメラで撮影しているプ女子でありカメラ女子が多いこと...
30年近く会場に通っている自分としては昔のむさ苦しい会場との差に今でも驚きますが、これは選手からすれば凄く嬉しいことだと思うんですよ。
異性のファンに応援されて、その上で同性のファンから支持されるってエンターテイメントとしては完璧の状態ですからね。
これ僕が新日本プロレスの経営者なら・・・新日本プロレスコラボの一眼レフカメラとか売るだろうなぁ(笑)
プロレス撮影に特化した機能があるカメラとか、絶対バカ売れすると思うんですけど。
購入者には好きな選手の撮影会に参加できる権利とかもつければかなり売れることでしょう。
そして素晴らしい写真がSNSで広まり更にプロレスに興味を持つ人が増えると一石二鳥、いや一石三鳥。
1試合目では辻、2試合目では上村が出場していましたが年に2回ぐらい観戦しに行ってその時に見るたびにやはり逞しくなっていきますし、ヤングライオンの進化を生で見るというのはプロレスファンの楽しみの1つだと思います。
考えてみれば始めて新日本プロレスを見に行ったのがまだ小学生でしたから、第3世代すらヤングライオンだったと思うと・・・そりゃ年も取りますよね(笑)
試合結果としては「こうなるしかない」という状況のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアだったので、そのままという感じでしたし全体としても1試合減ったことで入退場に時間をかけつつそれでも「終わるのはやっ」って感じでしたけどね。
で、改めて映像で大会を見たのですが「これまでのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの盛り上がりと違うわ」と素直に思いました(笑)ネット上でもかなり悪く言われているのも仕方なしです。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのワースト大会と言われている理由
・すでに結論が出ている公式戦しかなかった
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの中でワースト大会と言う声が多いですが、これはその通りだと思います。
最終戦1個前という状況は盛り上がる状況になっていることも当然ありますが、今回のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに関してはこれまでにブログでも書いたように「もう鷹木と石森だけ」の状態になってしまっていました。
なので石森がタイガーマスクに負けて鷹木が勝利して「最終戦前に進出決まっちゃった」というサプライズのパターンしかない状態だったわけです。
流石にそんなことあるわけないですし、0.0001%の可能性を頭に残して見ていたタイガーマスクと石森の試合が4分で終わる(石森の勝利)ということで、この時点で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの大会で必ず1つはあるお客さんがストンピングを鳴り響かせるような名勝負」が生まれることに期待するしかなかったわけです。
鷹木信悟とジョナサングレシャムの試合は素晴らしかったですし、同行した嫁も「鷹木が凄すぎる...」とすっかりファンになっていましたが(すっかりタイチと鷹木のファンになってました)それでもここまでの試合と比べると・・・ですからね。
・せっかく石井とタイチが参戦しているのに別の試合
NEVERタイトル戦が決まっている石井とタイチが揃って参戦をしたのに、カードが別で前哨戦がなかったのも1つ理由としてあるでしょう。
名古屋のお客さんからしたら熱心なファンほとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの公式戦が消化試合になっていることを理解しているわけですから、それ以外の部分での楽しみとしてこの二人の試合は見たかったはずです。
もちろん石井はやはり大歓声でしたし、僕も「石井かっけぇ~」って感じでしたし、タイチとDOUKIのタッグはやはり不思議な色気があってかっこよかったですし試合も面白かったのですが・・・でもタイトル戦の前なら対角線上に立ってほしいじゃないですか。
・このタイミングでジョン・モクスレーのPVが放送されなくなる
ジュースロビンソンに対して「お前は終わりだ」とのPVが流れ始めて暫くが過ぎ、その主が元アンブローズことジョンモクスレーだと公開がされました。
そしてPVもフルバージョンとなり最後にMOXと文字が出るようになったわけですが・・・名古屋では映像に流れず!(笑)
正体が判明したとは言っても、今こそジュースロビンソンの試合後に流してファンから「ジュース頑張れ!!」というムードにしないといけないのでは・・・と思いました。
僕、ずっとモニター見てましたもん(笑)
・内藤哲也人気は凄まじい、でもあの内藤コールはBUSHIが気の毒
内藤哲也の試合には大コールが上がります。
それこそデビュー戦からずっと内藤哲也の浮き沈みを見てきた自分としてはいつもジーンと来てしますのですが、一応これはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの最中です。
だから内藤哲也も先に入場したり一歩引いているのに、試合中に権利のあるBUSHIがリング内、そして権利の無い内藤哲也が場外で戦っている時に内藤コールが起きたわけですよ。
それこそBUSHIのマスクをつけてコスプレしている人まで「な・い・とう!な・い・とう!」とコールしていましたが、あの時にBUSHlは客席を「???」って顔で見てましたよ。
新日本プロレスワールドでは聞き取りにくいですが、会場では結構聞こえていましたからね。
BUSHIからしたらベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの最中なのですから、これは気の毒でした。
あとはまぁネットで言われているように名古屋大会は共同企画さんへの売り興行なんで、カメラに映る場所とか目立つ場所は招待客の方が多いです。
僕もそういう状況で試合を見に行ったことは多々ありますが・・・やっぱり選手が雄叫びを上げている時に前列が携帯をイジってたり興味なさそうにしている映像ってのはマイナスイメージかなと。
共同企画さんのパワーでどんなカードでも集客できるという名古屋の土地柄なので、暗黒時代でもそれなりに客が入っていたということも事実なのですが、新日本プロレスワールドができたことで地方大会も映像として世界中に配信されますからね。
じゃあこの名古屋大会を事情を知らない人が見ていた時に「本当に盛り上がってるのか?」って思われる可能性がある映像になっているのはファンとして悲しいものがあります。
僕も一時期は共同企画さんに知り合いがいたのでそこから買ってましたし、夜の世界にいたので色々なルートからチケットは買えますけど、でもそれはどうなの?と思ったのでファンクラブで買うように切り替えましたからねぇ。
というか、昔あった経験ですけど僕みたいな長年のプロレスファンが招待客ゾーンに混ざると周りが盛り上がらないから寒いんですよ(笑)両脇が怖いオジサンの中で「武藤!武藤!」とかやってたら「ウルサイ」言われましたからね。
ただ、それでも猪木さんが来場するとその筋の人だろうが何だろうが立ち上がって「1・2・3・ダー!」とやっていました。
そう考えるとね、もしかすると名古屋であり売り興行の地方大会というのはある意味では新日本プロレスが試される場なのかもしれません。
プロレスに興味がないファンが最後には熱狂しているという状況が作れたら、その時にやっとアントニオ猪木を超える選手が出てきた時なのかもしれませんからね。
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