TAKAみちのく、金丸、DOUKIの勝ち点を足しても鷹木信悟の半分という現実。

新日本プロレスの世代抗争の構図があるタイガーマスクとSHOの試合。
タイガーマスクもSHOもジュニアのプロレスラーでもありますが、プロレスではなく「戦闘」もできる二人。
それであればSHOからするとタイガーマスクは超えるべき相手ですし、レジェンドを超えることには大きな価値があると思います。

タイガーマスクもSHOに対して「強くなれ!」と言わんばかりの強烈な蹴りを見舞っていきましたが、最後はショックアローでSHOが勝利して、また1つレベルアップしてベスト・オブ・ザ・スーパージュニアをまだまだ歩んでいくことになりました。

連勝スタートが連敗に、連敗スタートが連勝へと今年もベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのテンプレートのような状況になってきましたが後半戦に入り再度上位が突き抜けるのか、それとも大混戦になっていくのか・・・

レベルアップと言えばオスプレイと戦った成田もこの試合は大きな経験値になったことでしょう。
8分45秒の戦いの中で明らかに成田のチャンスもありましたし、場外でのフロントスープレックスや成田スペシャルと呼ばれる関節技など新日本プロレスの未来に繋がる選手であることをしっかりと見せつけたと思います。

試合はオスプレイの前に立ち上がることができなくなりましたが、ここまでの試合で最も成田にとって大きな試合になったのかもしれません。

TAKAみちのく、金丸、DOUKIが全敗

マーティースカルと金丸の試合は「傘とウイスキー」がキーワードでしたね。
金丸が噴射するウイスキーをマーティースカルが傘でガードするという「待ってました!」という展開がありましたが、待ってましたをやってくれるというのもプロレスの魅力だと思います。

試合はマーティースカルが勝利するも勝ち点は6、金丸は勝ち点4ということで鷹木信悟とは2倍3倍の差があります。
流石にここから『最終的には差の無い大混戦』になったら興醒めしてしまいますが、優勝決定戦と関係の無いところの試合もベスト・オブ・ザ・スーパージュニアは面白いのですから、妙な混戦になっていくことは避けてほしいですね(汗)

DOUKIはロビーイーグルスとの公式戦でしたが、場外戦で大暴れしてパイプ椅子へのDDTでロビーイーグルスの頭を叩き割りました。
かなりの出血をしながらロビーイーグルスが徐々に巻き返してロン・ミラー・スペシャルで勝利をしましたが、個人的にはかなり好みの試合でDOUKI選手の新日本プロレスでのベストバウトだったと思います。

ただ...DOUKI選手への大歓声って本人はどうなんでしょうね?
ヒールに徹するために事前に色々な発言をして、初登場からダーティーファイトをしているのにキャーキャー言われてますからね。
女性人気も男性人気もあるんだなぁという印象ではありますが、本人は大ブーイングの中で大暴れをしたいのではないかと、ふと思いました。

エルデスペラードの代理ではなく自分はエリートを潰しにきた外敵だというスタンスで挑んできたと思いますので、その辺りは調子が狂うなぁと思っていてもおかしくないような...

さて、これでロビーイーグルスが勝ち点8と望みをつなぎました。
DOUKIは1勝5敗で成田に勝っただけという不本意な結果かと思いますが、仮にデスペラードが出場していたら1勝5敗ではないと思いますし、本来ならどうなっていたのかな?ってのは妄想してしまいますね。

そして全勝中の鷹木は一番警戒しているTAKAみちのくとの対戦でした。
7分という短時間で鷹木が勝利しましたが、大半の時間でTAKAみちのくが追い込んでいた印象で、まだまだTAKAみちのくは元気だぞ!ということが印象に残りました。

しかしこれで鷹木信悟が怒涛の6連勝で勝ち点12となっていますので、残り3試合全敗でも勝ち点12という高得点。
本当に全勝優勝もありえるかもしれません...が、ここへ来てBUSHIがYOHに勝利したことで一抹の不安も生まれたという見方もできますね。

ところで、DOUKI選手は鈴木軍ではないと断言していますがやはり金丸・TAKAみちのく・DOUKIと全員が負けてしまい、3人ともに下位というのは鈴木軍ファンには辛い流れになってしまいましたね。
やはりデスペラードの欠場というのが相当に大きいです・・・


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