鷹木信悟がベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで手に入れる「意見」

新日本プロレス公式スマホサイトでの鷹木信悟選手のインターコンチネンタルを読んだ人は多いと思います。
それで、僕はちょっと目から鱗というか本当に勉強になったことがありました。

プロレスを見始めて30年近く、もう40歳まで1年を切ったオッサンの僕はプロレスから人生を沢山学んできました。
それは行動の重要性であり発言の重要性であり、またピンチな時ほどチャンスなんだと考えるようにできるようになりました。
また、このブログとかメルマガなどは思ったことを何も考えずに書くというスタイルなので文章が雑ですが、例えば出版であったり雑誌に記事を書く時、企業案件でレターを書く時などにその構成を「あの名勝負の試合の流れを文章に置き換えよう!」なんてことは結構あります。

ただ今回の鷹木信悟選手のインタビューではまた新しい考え方というか、意識しておきたいことを勉強さえていただきました。

実績を残している人間の注文は「意見」でありそうでない人間の注文は「ワガママ」である

鷹木信悟選手は今回のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに対してSHOと同じブロックにしてくれという発言をしていました。
そしてそれを「ワガママ」と自分で言っていましたが、なぜワガママと表現したのか?についてをインタビューで答えています。

それは要約すると「オカダ・棚橋・内藤のトップ選手が言えば意見だが、自分はそうではないのでワガママだ」と。

これは確かにその通りだと思いました。
最近は誰でも自由に発言ができる時代なので常に世の中に意見が飛び交っていますが、確かに同じことを言ってもそれが意見とされるかワガママとされるか、もしくはクレームとされるかの違いは出ますからね。

政治でもスポーツでもそうですし、日常のお仕事での関係でも友人関係ですらこれはもれなく該当すると思います。
もちろんSNSなどでもそうだと思うんですよ、匿名(イコール誰でもない存在)の人間の発言が正しかったとしても世の中が変わらないのは発信者に何の実績も実体すらもないからでしょうからね。

考えてみると内藤哲也選手もロスインゴになりたての時はワガママに見える発言もありましたが、今では同じようなことを言っているのに意見であり問題提起としてファンが受け止めるようになっています。

鷹木信悟選手がこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで見せたいものは「ファンに実力を示して納得させる」ということであり、また同時に「会社に対して商品価値を見せつける」ということになりますが、それはそのまま実績となり評価となり「ワガママ」が「意見」として変化していくことになるのでしょう。

鷹木信悟選手のここまでの戦いを見ればそれはもうファンが疑う余地もありませんし、、、でもここでそれを明確にするのはベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝ですよね。

ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを優勝して、その先がIWGPjrのベルトなのかインターコンチネンタルなのか見ている先はまだわかりませんがシングルのタイトルを取ることで「意見を言える」というベルトも腰に巻くことができるはずです。

「謙虚な姿勢はもうやめる」ということでしたが・・・でもこれって物凄く謙虚で真摯な考え方だと思うのです。

だって彼はドラゴンゲートでも実績があり知名度もあり、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの前からタッグマッチでも一番の歓声が出るぐらいに凄いプロレスをしてきているわけじゃないですか。
ロスインゴの中でも試合の中で一番歓声が大きいのが鷹木信悟のハードなプロレスになっていますからね。

鷹木信悟のインタビューで刺激を受ける選手もいるはず

この鷹木信悟選手のインタビューで刺激を受ける選手は新日本プロレスの中に沢山いるはずです。
いや、いてもらわないと困るという印象を持ちました。

例えば、今回の鷹木選手の考え方で言えば・・・いや、名前を出すまでもありません。

意見がワガママに聞こえる選手もいます...というか今回の鷹木選手のインタビューを見たことで「これワガママやん」と思うようになっていくことでしょう。

新日本プロレスのレベルはエンターテイメントとしてどんどん上昇しているわけですから、ついていけない選手は消えていき、それに対応できる外の選手が加入していくという流れは今後も続いていくと思います。

そのテーマが「意見を言える立ち場かどうか」なのかもしれません。

そして「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで実力を見せつけて意見を言う」という鷹木選手ですが、まだベスト・オブ・ザ・スーパージュニア最中なのにすでに「大きな意見」として言葉が聞こえてくるということは、すでにもう鷹木選手の実力はファンに刺さっているということになるんですけどね。


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