まだベスト・オブ・ザ・スーパージュニアが折り返し地点までも来ていませんが、大阪城ホール大会のカードが決定しつつあります。
現時点ではIWGP王座戦としてオカダカズチカとクリスジェリコ、インターコンチネンタル戦として飯伏幸太と内藤哲也が決定していますが、NEVER戦のタイチと石井も正式決定となりました。
全ての王座が移動してのG1へという結果も考えられますが、NEVERに関しては個人的にタイチが持っている方が面白いと思いますからここはニュージャパンカップの雪辱と防衛を同時に達成してほしいです。
この二人の戦いはプロレスファン歴が長い人だとあの2人を思い出してしまう試合になりますね。
川田利明と天龍源一郎、王道のルーツと歴史がNEVERに注がれる
石井智宏と言えば長州力と天龍源一郎という2人の師匠がいます。
そしてタイチにとっては川田利明という存在がいますが、この川田利明と天龍源一郎の関係性というのは語るまでもなくプロレスの歴史の中に刻まれています。
石井智宏は天龍源一郎の付き人をしていましたし、プロレスラーを目指した理由は「プロレスが最強だと思っていて、その中でも天龍源一郎が最強だと思っていたから」ということからWARに入門しました。
石井選手の全て相手の攻撃を受け止めて勝つというスタイルは天龍源一郎の教えですし、それでこそ言い訳をされない勝ち方であるという信念からです。
一方のタイチ選手は以前週プロで「川田?だれ?」ぐらいのテンションでしたが、東スポのインタビューの場所を麺ジャラスKに指定するなど今でも師匠として尊敬していることでしょう。
タイチが見ていた川田利明と言えば四天王プロレスですし、特にヘビー転向してからのタイチは川田利明を思わせるような技を数多く使っています。
そしてその天龍源一郎と川田利明は共に戦い、対角線に立てば命を削るような試合をしてきた二人。
言ってしまえば全日本、王道、という新日本プロレスの外にあったものが新日本プロレスの中で行われるというのは不思議な気持ちになりますよね。
個人的にはオカダカズチカとジェリコ、飯伏幸太と内藤哲也よりもこの試合が6月9日大阪城ホールの一番の注目カードです。
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