ついに開幕したベスト・オブ・ザ・スーパージュニア。
東北の地でTAKAみちのくとタイガーマスクの試合から公式戦が始まるというなかなか「粋な」カードで長き道程がスタートしました。
前シリーズで膝を負傷してしまってかなり悪い状態だというタイガーマスクに対して、徹底した膝攻めをし続けるTAKAみちのくという構図の試合になりましたが、そんな試合を意外と真面目に的確に解説をしていた邪道さんも印象的でした(笑)
さて、そんな膝攻めやザック・セイバー・ジュニアを彷彿とさせるような複合関節技を見せるなどタイガーマスクを追い込んでいくTAKAみちのくでしたが、「あ、これはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアだった」と言わんばかりのスワンダイブのニールキックを披露。
まだリーグ初戦ということもあって距離感などが掴めていないのか、スワンダイブのヒップアタックのようになってしまいましたが、ここでこの技を使ってくるのがさすが元祖宇宙人のTAKAみちのく。
しかし手負いの虎も恐ろしい、いや、手負いの虎ほど恐ろしいのかもしれません。
痛みをこらえて強烈な蹴り、ソバット、そして一撃KOもありえるようなハイキックで攻めるとタイガードライバーでTAKAみちのくを追い込んでいきました。
最後は限界に近い膝の状態で必死にブリッジを作った意地のタイガースープレックスで勝利したタイガーマスク。
この先まだ8試合もありますが、手負いの虎がどのように戦い抜いていくのか楽しみですし、ライガーがいないベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでリビングレジェンドとしての戦いを見せれるのはタイガーマスクしかいませんから。
新日本プロレスのシングル戦線でも結果を求められる実力者
TAKAみちのくが負けたことで流れが悪くなった鈴木軍、金丸義信の開幕戦。
相手はティタンというカードでしたが、やはり金丸はジュニアのトップだなと再確認できました。
そもそも実績では他の選手と比較しても抜けていますし、後は新日本プロレスのシングルで冠を手にしたら彼もまたリビングレジェンドになっていく存在ですからね。
ティタンに対してテクニックでもスピードでも一切劣る部分はありませんし、試合巧者ぶりは年々磨きがかかっているぐらいです。
前にも書きましたが、金丸選手は1つ1つの技で体が一直線になるというのが個人的に大好きなんです。
ブレーンバスターを目にすることが多いですが、技をかけても食らっても「なぜそんなに一文字になれるんだ」と(笑)
サッカーのゴラッソなゴールを見た時ぐらいな気持ちよさがあるんですよね・・・
試合はティタンに軍配が上がりましたので鈴木軍としては最悪のスタートではあるのですが、この先まだまだ試合は沢山ありますからね。
金丸選手に関しては特に大物食いを連発してもおかしくないと思います。
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