棚橋弘至のヘッドロックこそ新日本プロレス

新日本プロレス公式「新日本プロレスの選手に一問一答」でライガー選手が語っていたヘッドロック。
基本中の基本技ですが、ここにその選手の個性が出るのがプロレスの面白いところですよね。
やはり素人に毛が生えたような余興でやっているようなプロレスのリングで見られるヘッドロックは何だかかっこ悪いですが、新日本プロレスのヤングライオンがやるヘッドロックというのは気持ちが乗っているのが伝わってそれだけでも逞しく見えます。

また、先輩が後輩をねじ伏せる時や新日本プロレスの選手が他団体の選手と戦う時、外敵と戦う時に見せるようなヘッドロックというのは「これが新日本プロレスだ!」という心の声が聞こえてくるような瞬間もありますよね。

最近はヘッドロックもレスリングの攻防も一切ない試合も増えていますが...

そんなヘッドロックの中でも一番絵になるというか、そのまま美術館に置いておきたくなるのが棚橋弘至選手のヘッドロックだと思います。
近いところで言えばジェイホワイトに決めたヘッドロック、少し前だとケニーオメガとインターコンチネンタルをかけて戦ったヘッドロックなんてのはそれこそが新日本プロレスだったように感じました。

クリス・ジェリコが逆エビ(ウォールズ・オブ・ジェリコ)を必殺技にしているぐらいですから、極端に言えば棚橋弘至がヘッドロックを必殺技にしてもいいのではないか?と思うぐらいです。

僕はハイスパートな試合もゴツゴツした試合も好きですが、やはり序盤にヘッドロックがある試合というのは新日本プロレスを感じますし、その流れというのは消さずに100年後も「ヘッドロックが一番なのは誰々だ!」なんてことを新日本プロレスファンの人が語って酒を飲んでいるようなことがあればいいなぁなんて思います。

棚橋弘至は両国国技館で復帰します。
相手はジェイホワイトですから、IWGPの前王者VS前々王者ということになります。
もちろん年齢もコンディションも含めて多くの部分でジェイが上になっていますが、棚橋弘至のヘッドロック1発でジェイとの格の差を見せることができれば、棚橋弘至はまだまだ健在といえるのではないでしょうか。


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