SANADAの新しい景色はオカダの雨の前に溶けて消えた...絶対王者レインメーカー

平成から令和となり、プロレス界も新しい時代が到来するのか?
その期待を背負うのはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADA。

BUSHIと鷹木が敗北し、1つ前の試合でEVILが負けてしまい、内藤も丸腰という状態の中でロスインゴにとっても実現すれば大きい意味を持つSANADAのIWGP奪取でしたが...時代を変えることはできませんでした。

ロスインゴあるあると言うと軽い感じになりますが、揃ってベルトを手にしたら数カ月後には揃って丸腰になりますし、新日本プロレス公式インタビューで未来を見据えた発言をするともれなく負けるという・・・(苦笑)

オカダとSANADAの物語はこれから長く続いていくとは思いますが、6連敗は厳しい現実です。

SANADAが真田聖也に戻った?それとも進化した?

ある程度の期間プロレスを見ていた人なら皆思ったと思います。
「あれ?これSANADAというか真田聖也では・・・」と。

入場して来た時はマスクをしていましたが、それでもコスチュームの雰囲気が完全に真田聖也。
そしてマスクを外した時の髪型や雰囲気とベビーフェイス感が完全に真田聖也でした。
それこそ対戦相手にグレートムタとか出てくるんじゃないかと思うぐらいに(笑)


この姿を見ていくつかのことが頭をよぎりました。

まずは直前にEVILが負けたことが関連するのですが、ロスインゴのEVILとしてこれまで戦ってきた集大成としても今回の石井戦は勝たなくてはなりませんでしたが敗北してしまいました。
そしてこのSANADAのロスインゴ感の無い格好...ロスインゴはそう長くないのかな?と。

NEVERを勝利した時のタイチと鈴木軍、オカダが勝利したあとのバックヤードのCHAOSはユニットの結束力が見えるのですがロスインゴに関しては個々が個性的であまり仲間意識を感じない部分もありますし、試合後もそう思ってしまったところがあります。

もう1つは「棚橋弘至の役を引き継ぐのは俺」なんて発言を以前しているSANADAですから、このヒーロー感もエース感もある真田聖也っぽい姿はエースへの決意なのか?と。

まぁそんなことを思いながら見ていたのですが、そもそも真田聖也というのは色々惜しいレスラーでした。
プロレス界のエースになると期待されながらここぞという試合で凡戦が多かったですから。
ただ真田聖也がロスインゴに入りSANADAになってメキメキと成長をしてスターの階段を上がった今なら、真田聖也に戻ることでよりパワーアップするかもなぁ・・・と。

個人的にはSANADAの勝利しか想像していない状態で試合を見ていましたので、SANADAのこの先のことばかりを考えていたのです。

絶対王者オカダカズチカが38分の激戦を制して手に入れたライバル

38分間という長い長い試合に勝利したのは王者オカダカズチカ。
個人的にはSANADAの創る未来が見たかったですが、この試合内容でオカダカズチカが防衛したことに不満はありません。

試合後に二人は握手をしました。

オカダとSANADA、同い年のライバル物語はついにここから始まることになるのでしょう。
もちろんここからのSANADAには苦難が待っているはずです。
IWGPに関しては最後尾となるでしょうし、新日本プロレスの最近の流れを考えると「はい、じゃあEVILとSANADAはIWGPタッグへGO!」となる可能性も高いですからね。

これで内藤がインターコンチネンタルを手にして「ロスインゴはやっぱり内藤がトップだ!」というところで2019年前半のロスインゴの物語が終わるという感じになる可能性は高いでしょう。
(内藤も負けたらいよいよロスインゴが人気だけのユニット化してしまいます...)

さて、試合後に想像をしていないとんでもないことが起こりました。
それは次の記事で。


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