全てをかけたタイマン勝負。
前哨戦からとてつもない試合をしていたEVILと石井ですが、ついに決着戦となりました。
EVILは負ければ3連敗となりますし、現状の立場的に考えると勝つ以外に浮上のチャンスがなくなってしまいますからノンタイトル戦とは言え負けることはできない戦いです。
一方の石井はここでEVILを捻じ伏せていよいよベルト取りへの踏み台にしたいところでしょう。
そしてEVILが言うように今の新日本プロレスのトップ路線への戦いでもあり新日本プロレスへの喧嘩とまで言ったわけですから極限までの試合となることは想像ができましたが・・・
ここまでやるか!?
というぐらいの肉弾戦となったEVILと石井のタイマン勝負。
EVILには石井の心の壁を壊すことも超えることもできないのか
ゴッ、ガッ、ボキッ、という音がアニメのように聞こえてくるぐらいの痛さの伝わる激しいプロレスが試合開始と同時に展開されました。
ラリアット1発、頭突き1発が全てクリティカルヒットという勢いの戦いは、EVILが優勢のように見えました。
石井は腰を痛めていますし、昨日レフェリーストップとなったスコーピオンデスロックを長時間完璧に決められることで動きが止まっていきました。
しかし、それでも石井の心というのは折ることも壊すこともできないものなのでしょう。
師匠である長州力そっくりのラリアットを振り抜いてEVILの首を掻っ切り強烈な頭突きを顎に入れ、そして衝撃的な顔面蹴りでEVILの動きを止めるとこだわりの垂直落下式ブレーンバスターでEVILの心をへし折りました。
分厚すぎる石井の心の壁を超えることができなかったEVILは無念の3連敗。
こうなってくるとロスインゴにいることで成長しているのか?
ロスインゴの中にいていいのか?ということにもなりかねませんね...
この状況、この結果。
これでG1優勝というのも難しいでしょうし、ベルトに絡むことも厳しいです。
EVILというのは素晴らしいレスラーですし僕は大ファンなのですが
発言と結果の乖離が今年一気に大きくなってしまいました。
IWGPタッグの価値を上げると言えば負け、今回の関してもそうです。
というか大一番の前に新日本プロレス公式でインタビューを受けて大きなことを言うとほぼ必ず負けるという悪いジンクスがあります(苦笑)
EVILとしてはかなり追い込まれてしまいました。
「ここで負けると後藤に似てくる」ということを以前書きましたが、まさに実力者で人気のある永遠の中堅になりかねない3連敗です。
大阪城ホールや両国国技館でもう1回!となるまで石井に喧嘩を売る力がEVILに残っているのでしょうか・・・。
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