前哨戦快勝のEVILとSANADA、しかしレフェリーストップ負けの石井の強さが見えた

レスリングどんたくの最終日はEVILと石井、SANADAとオカダという大一番が待っています。
今日は最後の前哨戦となるわけですが、序盤の試合で実況がヒクレオを「ヒクレア」と言ったことで「何だか美味しそうな名前になったなぁ」とか、試合中に山崎さんがクオリティが微妙な長州力の口真似をしたりと個人的にはほのぼのしていました(笑)

が、やはり熱くなったこのダブル前哨戦オカダ・石井対SANADA・EVIL。

考えてみるとニュージャパンカップに優勝したオカダ、準優勝のSANADA、優勝者のオカダに負けた石井とEVIL以外はニュージャパンカップで活躍した面々だと考えるとEVILが誰より気合いが入って当然ですよね。
この試合でもEVILの気合い、気迫が誰よりも上回っていました。

ダークネススコーピオンデスロックで石井がレフェリーストップ負け

試合は「明日の予告編」ではなく「もう本編が始まっている」という激戦となりました。
お互いの意地、そして明日のイニシアティブを握るための攻防となりましたが、試合はEVILが石井に対して「新フィニッシャー」として最近使っているスコーピオンデスロック(サソリ固め)でレフェリーストップ。

ここでオカダをしっかりスカルエンドで封じているSANADAですが、やはりこれは元々タッグチームとして活躍しているロスインゴ組が経験値の差を見せたという部分もあります。


石井は長州力の遺伝子を持つレスラーです。
革命戦士に育てられたと言っても過言ではありませんが、その石井に対してのスコーピオンデスロックというのは強烈な挑発でもありますし、大きな意味が込められています。

当然それを知ってEVILは石井に対してこの技で勝負に出たわけですが、まさにこれこそ「サソリの毒がジワジワと石井の体に回っていく」というような名は体を表すという状況に追い込みました。

しかし石井というレスラーはギブアップをしません。
普通の人間とも普通のレスラーとも根性が違います。
自ら負けを口にするなんて石井の辞書にはありません。

となれば、毒が回りきって絶命する前にレフェリーがストップをかけることは仕方ないでしょう。

ギブアップしなかった石井をEVILは倒すことができるのか

試合はレフェリーストップ負けという結果になりましたが、EVILは完璧なスコーピオンデスロックでも石井からギブアップと言わせることはできませんでした。
明日は「足をへし折ってやる」という気持ちになっているEVILだと思いますが、石井は足を折られてもギブアップしないでしょう。

試合に勝利したEVILと試合に負けた石井、しかし言い換えれば勝負に勝った石井と勝負に負けたEVILです。

明日の試合は試合にも勝負にも勝たないとEVILが突き抜けることはできません。

これは壮絶な試合になることでしょう...


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