2013年8月2日、G1公式戦が開催された後楽園ホールのメインイベントでは石井が棚橋を撃破しました。
セミファイナルでは後藤がオカダを破り、鈴木みのるが中邑をねじ伏せ、プリンスデヴィットも参加した日です。
もうこれが6年前かと思うと時の流れは早いなぁと思いますし、振り返って試合を見ているとこの頃の新日本プロレスって試合時間が短かったなぁと驚きました(笑)
さて、この日は内藤と飯伏のシングルマッチも行われました。
前日に高橋裕二郎に10分足らずで負けた内藤と前日に矢野通を倒して勢いに乗る飯伏の試合はお互いのプライドをぶつける好勝負となり、結果はフェニックススプラッシュで飯伏幸太が勝利。
この結果に新日本プロレスファンから内藤に厳しい声が飛んでいました。
ただ、この年は内藤が連敗からの逆転優勝でG1を制覇して「内藤時代到来」というムードになっていましたね。
内藤と飯伏が並び、向かい合った2015年
2015年のG1では内藤が飯伏幸太にデスティーノの勝利。
この年は内藤哲也が一人ロスインゴベルナブレスになり、コメントは短く塩対応をしながら試合後には「ロスインゴベルナブレス!ナーーーイトウ!」と叫んで大ブーイングをされていたころです。
このときはGBHと内藤が組んだり、棚橋と内藤が組んだり、飯伏と内藤が組んだりとしていましたが試合ではまさに制御不能で不可解な行動を取り続けていました。
そしてその行動1つ1つに大ブーイングが起こるという、今でいうとジェイホワイトと同じような状況でしたね。
G1後には内藤と飯伏が組んで柴田と真壁と戦うという今後はほぼ可能性がないカードなどもありましたし。
このときは内藤と柴田、飯伏と真壁が激しくやり合う構図になっていたわけですが、飯伏幸太のタッチをシカトする内藤の姿が印象的でした。
この試合では内藤が柴田に落とされましたが、試合後に内藤の帽子を潰して客席に投げる柴田に大歓声が起きていましたね...
これが4年前のことですが、内藤いわく「あの人は何がしたいんだ?」と思っていた飯伏のタイガーマスクW時代なども経て気がつけば2019年現在の内藤哲也は大歓声を浴びるプロレス界1の人気レスラーとなり、また飯伏幸太が新日本プロレスに再入団をして、二人はマディソンスクエアガーデンで戦い、そして今現在もインターコンチネンタルを争う関係性となっています。
内藤哲也が語ったこと、そして次に語ること
そのインターコンチネンタル戦については賛否両論が起こっています。
多くは内藤哲也にはIWGPを狙ってほしいからインターコンチネンタルはもういいじゃないかというもの。
また飯伏幸太との試合が続きすぎているということもありますし、過去の内藤哲也の発言を元に「試合後にリングに上ったら挑戦できちゃうのはおかしいと内藤が言っていたじゃないか」というものもありますし「他に挑戦したいやつがいるなら出てこいよと言われても、勝手に出ていけないんだからズルい」という声もありますね(汗)
まぁこの最後の部分に関しては内藤哲也はロスインゴになってから手法として使っていることですよね。
「それは無理だぜ」ってことを言うことで他のレスラーに責任が生まれる作戦と言いましょうか、、、要するに今回で言えば今の新日本プロレスで愛知県体育館大会の時に会場にいた選手に関してはインターコンチネンタルに興味がないというレッテルを貼られるわけですからざっと30人以上の選手は挑戦権剥奪状態です。
とは言ってもあの馬に上村とか辻が勝手に出てきたら大変なことになります(笑)
でもそれをわかった上で平気でやるのが制御不能なロスインゴ内藤哲也ってことなのでしょう。
結局は内藤哲也の手のひらに乗せられてしまうわけです...制御不能なお釈迦様という感じでしょうか。
さて、そんな内藤哲也ですが22日の試合後にかなり長いコメントを出しています。
https://www.njpw.co.jp/card_result/193240
要約すると「IWGPとICの二冠を狙っていると宣言しているんだから当然のこと」であり「誰も出てこなかったからあのベルトに興味があるのは自分だけである」ということですね。
そして「この件に関して、他の選手にゴチャゴチャ言われる筋合いはないよ。」ということで他の選手に釘を刺していますが、確かにザックやロッキーロメロがこの日にこの件に対して文句は言っていますが1試合前の試合後なんですよね。
流石にそのコメントを聞いてから入場してきたとは思えませんので・・・他の選手がゴチャゴチャ言うことを想定して釘を刺したのであればこれまた天才的です(笑)
また、これは他の選手だけではなくファンに対しての説明でもあると感じました。
これまでの内藤はファンの代弁をするような形で支持を得てきましたからファンの声には耳を澄ましていると思います。
ですのでこれだけ今回のリマッチに関してここ数年で言えばあり得なかったほぼ、内藤哲也に否定的な意見に対してのアンサーをすることは当然のように思いますし、制御不能な男がファンを制御しようとしているのはとても面白いですしそれができるのがカリスマ性だと思うんですよね。
そして最後に「それからまだあるんだけどさぁ、今日はこれぐらいにしておこうかな。」ということで、何かまだ言い足りないことを23日の後楽園ホールの試合後に発言しそうですから楽しみですね。
ただ、これって相手が自由気ままで天然で天才の飯伏幸太なので良かった部分はあると思うんですよ。
これで相手がタイチだったら流石に強烈な反論をされると思いますから(汗)
だって、飯伏幸太の試合後のコメントは凄いですよ。
「内藤さんですか。またですか。また、また」
2日前に「やりましょう!」と宣言しておいてこれですから、飯伏幸太も制御不能ですよ(笑)
後藤洋央紀のことはあんなにも断っていたのに・・・
何にしても仮に大阪城ホールで試合をすることになれば約3ヶ月で3戦となるわけで、さすがにここから次の試合までは相当空いてしまうことでしょう(G1で当たるかもしれませんが)
二人の天才の物語はまだまだこの先も続いていくはずですが、ここが1つの転換期でもあると思いますので「ただこれまで通り危険技を連発するだけのハードな試合」では終わらないと思いますし、どんたくまでも色々なことが起こると思います。
下手すればベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの期間も前哨戦などがあるかもしれませんので、ここからまだ長い二人の戦いが続く中で再戦する意味がどんどん生まれてくると考えるとやっぱり楽しみです。
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