マディソンスクエアガーデン、ダブルタッグ王座決定戦。
新日本プロレスからIWGPタッグ王者としてタマトンガ・タンガロアそしてSANADAとEVILが参戦。
またROH世界タッグ王者としてブロディキング・PCOそしてブリスコブラザーズが参戦。
新日本プロレスとROHから各王者と各挑戦者が戦う4WAYマッチですから見方によれば団体対抗戦でもありますが、勝者チームのベルト総取りというルールですから勝てば官軍という戦いになります。
なので王者チームのリスクと挑戦者チームのメリットに差がありすぎる試合形式となります(笑)
タマトンガ・タンガロアというのは素晴らしいタッグチームですし、もちろんSANADAとEVILに再度IWGPタッグを盛り上げてほしいとも思う中で「でもSANADAもEVILもシングルプレイヤーとして活躍してほしい」という複雑な感情で見ることになる試合となりました。
また僕は日本人がデカくてパワーのある外人選手と戦う姿に惚れて小学生の時に新日本プロレスを好きになったので(武藤・馳VSベイダー・ビガロ)日本人チームが1組で残り3組が外人選手というのはたまらない物があるのですが...
怪獣たちの戦いに埋もれてしまったSANADAとEVIL
これはもう怪獣大決戦です(笑)
語るより試合を見て驚いてほしいですね・・・PCOは化物ですか?って感じ。
「死んだんじゃないか」と思うようなシーンの連発でしたし場外へのパワーボムはプロレス観戦歴30年弱の自分でも恐ろしくて目を背けてしまいました。
新日本プロレスより厚いマットを敷いてあるとは言っても角度が悪ければ首が終わりますからね・・・
さて、試合はタマトンガ・タンガロアが勝利したことで見事に新日本プロレスにタッグ二冠王が誕生したことになりますが、やはりこの手の形式でもゲリラズオブデスティニーは上手いですし他のチームに負けていないですね。
改めてタマトンガとタンガロアの実力を確認できる試合となりました。
一方で・・・ニュージャパンカップで大活躍したSANADAとタッグ王座復権を目指すEVILは正直目立ちませんでした。
これは両選手のファンの自分としてはとても寂しかったです、、、もちろん素晴らしい部分もあったのですがあまりにも他の外人が無茶苦茶なので完全に埋もれてしまったという印象です。
パラライスロックinマディソンスクエアガーデンは成功しましたが、それ以外の大半の時間で消えてる状態。
サッカーなどでよく言われる「消えている」のプロレス版という感じで、正直SANADAとEVILは居てもいなくてもよかったですし、この二人からしても試合が組まれないほうが良かったぐらいに何もできないまま終わってしまいました。
トンネルを抜けれないままのEVIL、トンネルの先にはまたトンネルになりそうなSANADA。
オカダカズチカの言うようにシングル路線を意識する方が良いのかもしれないですね。
ゲリラズオブデスティニーが二冠王になったので、SANADAとEVILは「俺達が負けたわけじゃない」と言い出す可能性もありますが、王者組でもなく試合で目立たず勝利できなかったわけですからそれを言う資格もありませんからね。
それにしてもこのまま仮に内藤哲也が負けるようなことがあれば、またしてもロスインゴは良いところなしで終わってしまいます。
逆に内藤哲也がしっかり勝利すれば少しずつロスインゴ内で目立っている選手のバランスが崩れてきているところをしっかり「ロスインゴは内藤哲也が看板だ」と戻せることにもなりますね。
なぜか矢野通がIWGPタッグベルトを手に!
マディソンスクエアガーデンにも大泥棒見参
試合が終わりふと気がつくと花道でニヤニヤしている大泥棒矢野通が立っていました。
その手には・・・ベルトが!!(笑)
久々の大泥棒矢野通の登場にマディソンスクエアガーデンが大歓声か大爆笑か、何にしてもこのパターンは矢野通&誰かがIWGPに挑戦できてしまうので次期チャレンジャーは矢野と石井か、コルトカバナか、もしかすると真壁か!?という期待も出てきますね。
ただそうなると新日本プロレス上でまた4WAYとかやりそうで怖いですが・・・(笑)
いや、3WAYも4WAYも嫌いじゃないんですけどEVILとSANADAは輝けないんですよね。
普通に王者になってもらってザック・タイチとタイトルマッチをしてほしいです。
ワールドタッグリーグの試合は名勝負でしたからね。
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