ニュージャパンカップの優勝者は力を使い果たしているのでタイトル戦で勝てない説。
これは新日本プロレスファンの人なら誰しもが頭に浮かぶことではないでしょうか?
ということで2010年からのニュージャパンカップ優勝者のタイトルマッチを振り返ってみました。
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2010年ニュージャパンカップ優勝者は後藤洋央紀 中邑真輔に挑戦して敗北
この時はまだ新日本プロレスが復活直前ぐらいでしたので、今では考えられませんが後楽園ホールでのIWGP戦でした。
ライバル関係だった中邑真輔と後藤洋央紀が名勝負を繰り広げ、それこそ「新日本プロレス復活するだろこれは」と予感させるような戦いとなりました。
結果は後藤の首が取れるんじゃないか?と思うぐらいの凄まじいボマイェで中邑真輔がIWGPを防衛。
試合後にはニュージャパンカップ決勝戦で後藤に負けた真壁が乱入しましたが、この頃の真壁・中邑・後藤・棚橋の関係性は凄く好きでした。明るい棚橋、クールな中邑、ヒールの真壁、荒々しい後藤とわかりやすかったんですよね。
2011年ニュージャパンカップ優勝者は永田裕志 棚橋弘至に挑戦して敗北
日本人が忘れることができない年度、月に開催されたニュージャパンカップ。
このニュージャパンカップのシリーズ中に東日本大震災が発生してしまい、新日本プロレスの興行が中止とならないことに批判が出たことも記憶にまだ残っています。
ニュージャパンカップ優勝者は永田裕志、王者は棚橋弘至。
タイトル戦の場所はまだこのときも後楽園ホールでしたが、35分の激闘の末に棚橋弘至がハイフライフローで永田裕志を退けて王座防衛となりました。
試合後には被災地を思い涙する棚橋選手が印象的で・・・
東北と棚橋弘至は沢山の思い出がある地でしたし、この試合も少しでも被災地に元気をだしてほしいというような試合だったことを覚えています。
2012年ニュージャパンカップ優勝者は後藤洋央紀 オカダカズチカに挑戦して敗北
またしても後藤洋央紀が春男となり、彗星のごとくスターとなったオカダカズチカに挑戦。
この時はレスリングどんたくでの開催となりましたが、ニュージャパンカップ自体が4月前半まで開催されていたので通常とは違うスケジュールの年度となっていました。
この時点での後藤洋央紀はインターコンチネンタル王者でしたので、王者同士のタイトル戦いう形でしたが、王者同士のプライドがぶつかり合う超名勝負となり、後藤があと一歩までオカダカズチカを追い込むもレインメーカーで沈むという結果に終わりました。
この時、オカダカズチカは割と試合中盤でツームストンパイルドライバーを使ったりしていますし、ヘビーレインがかなりエグい角度だったりと今と違うので新日本プロレスワールドで見てみると面白いですよ!
2013年ニュージャパンカップ優勝者はオカダカズチカ
棚橋弘至に挑戦して勝利
2013年は両国国技館でIWGP王者とニュージャパンカップ覇者の戦いが開催されました。
このときの王者は棚橋弘至、そしてニュージャパンカップを制覇したのはオカダカズチカという構図でしたね。
この大会では桜庭和志が参戦していたり、曙やボブサップまで参戦していました(笑)
トリプルメインイベントとして小島VSロブコンウェイ 中邑VSデイビーボーイスミスjr 棚橋弘至VSオカダカズチカが組まれていましたが一体何がトリプルメインイベントなのか?トリプルメインイベントてなんなんだ?と思ったことを覚えています(笑)
30分を超える激闘の末、全身全霊を込めたレインメーカーが棚橋弘至をリングに沈めてオカダカズチカが勝利。
ニュージャパンカップ優勝者はIWGP王者に勝てないという流れはオカダカズチカには関係なかったようです。
2014年ニュージャパンカップ優勝者は中邑真輔
インターコンチネンタル王者棚橋弘至に挑戦して勝利
ニュージャパンカップ優勝者がIWGPではなくインターコンチネンタルを選択した異例の年度。
中邑真輔が優勝後に「答えはこうだ!愛してま~~す!!」とインターコンチネンタル王者である棚橋弘至を中邑らしい表現で指名した名シーンがありましたね。
この時期はインターコンチネンタルとIWGPが同格に思えるぐらい中邑真輔がインターコンチネンタルを盛り上げていましたし、王者も挑戦者も毎回中邑真輔の名前があるというぐらいでしたから、インターコンチネンタル=中邑真輔というイメージが未だに残っていることにも頷けます。
試合は中邑真輔がボマイェで棚橋弘至を両国国技館のマットに沈めて王座奪取。
2年連続でニュージャパンカップ王者がタイトル奪取に成功しましたが、この時期は「CHAOS贔屓じゃないのか!!」という声が物凄く多い時期でもありました。
2015年ニュージャパンカップ優勝者は飯伏幸太
IWGP王者AJスタイルズに挑戦して敗北
飯伏幸太がニュージャパンカップを制覇したこの年、新日本プロレスの主役はAJスタイルズでした。
天才が天才に挑むIWGP戦はこれがプロレスなのか映画なのかアニメなのかわからないような異次元の戦いが繰り広げられました。
棚橋も後藤もオカダも中邑もいないIWGP戦というのも新鮮さがありましたね。
飯伏のフェニックススプラッシュをキャッチしてのスタイルズクラッシュでAJスタイルズが勝利しましたが、その衝撃フィニッシユに3カウントが入った後もしばらくどよめきが起きているという、何年に1回も無いようなインパクトがある結末でした。
2016年ニュージャパンカップ優勝者は内藤哲也
IWGP王者オカダカズチカに挑戦して勝利
制御不能な内藤哲也、ロスインゴが完全に人気の中心を伺う位置まで来ていた2016年の両国国技館。
20代でのIWGP王者という内藤哲也の夢を打ち砕いたオカダカズチカを新生内藤哲也が倒してついにIWGP王者となりました。
この試合ではパレハとしてSANADAがお披露目(乱入)しましたが、あの当時は真田聖也だと気がついた人が少なくて「しーん」としたんですよね。
デスティーノで掴んだIWGPを投げ捨てる内藤哲也の姿はこの年の一番の名シーンだったのではないでしょうか。
2017年ニュージャパンカップ優勝者は柴田勝頼
IWGP王者オカダカズチカに挑戦して敗北
柴田勝頼とオカダカズチカのIWGP戦は多くのファンが今でも思い出し、今でも見るのが辛く、それでも見れば血が騒いでしまう壮絶な試合となりました。
この試合後に柴田勝頼は倒れ硬膜下血腫で緊急手術となり今でもリングに復帰することはできていません...
試合中、とんでもないヘッドバッドをオカダカズチカに叩き込み自身が流血した時の柴田勝頼のこの表情を見た時にアントニオ猪木が浮かびました。柴田勝頼のストロングスタイルはこの時に完成されたのかもしれません。
途中から恐らく普通の人間なら立っていることすらできない状態で最後まで試合をし、誰の肩も借りずに下がっていた柴田勝頼。
この男の根性、僕は同世代の男性として尊敬しています。
2018年ニュージャパンカップ優勝者はザックセイバー
IWGP王者オカダカズチカに挑戦して敗北
2018年は記憶にまだ新しいですが、伏兵ザックセイバーが内藤・飯伏・SANADA・棚橋を倒して優勝してオカダカズチカに挑戦することになりました。
これは本当に驚きでしたし、ザックセイバーがその後にトップクラスの一角になるとは思ってもみませんでした。
見たこともない関節技の世界にオカダカズチカを引き込み、オカダカズチカの全身を破壊するような攻撃を続けていたザックでしたが最後は超人オカダカズチカのレインメーカーに沈み棚橋弘至の持つIWGP最多防衛記録に並びました。
最後のレインメーカーの当たり方に関しては新日本プロレスワールド観戦組が試合後にかなり話題にしていましたよね(笑)
物凄い死闘の最後の最後でオカダカズチカ史上最大に当たりの悪いレインメーカーだったのは残念でした。
2019年ニュージャパンカップ優勝者のオカダカズチカは
ジェイホワイトに勝利することができるのか
こう振り返るとニュージャパンカップを制覇してIWGP王者を倒したのはオカダカズチカと内藤哲也のみ。
(中邑真輔はインターコンチネンタルなので除く)
その中でも内藤哲也は介入ありだったので、まともに勝ったのはオカダカズチカだけということになります。
まぁそれだけオカダカズチカは別格ということなのでしょう。
挑戦するにしても迎え撃つ立場にしても、2012年以降でインターコンチネンタル戦を除けば、飯伏優勝時以外は全てオカダカズチカがメインイベントでIWGPをかけて戦っているわけですからね。
オカダカズチカが勝利して超人復活となるのか。
それともジェイホワイトが更なる進化を遂げてオカダの雨を降り止ますのか。
全世界注目の一戦が待ち遠しいですね。
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