ニュージャパンカップが面白くなってきたのは同門対決が多いからでしょう。
棚橋と田口は本隊同士ですしYOSHI-HASHIと石井はCHAOS同士、何ならこの日のメインもCHAOS対決でしたし次の静岡もオカダ・オスプレイですからね。

さて、今日は後楽園ホールで行われるニュージャパンカップの前哨戦としてヘナーレ・YOSHI-HASHI・矢野・棚橋VSジュース・石井・コルトカバナ・田口というカードが組まれました。

が・・・試合の前にこの対戦カードが頭に入ってこなくないですか?(笑)
数ヶ月前でも考えることができないカードですし、棚橋・オカダよりもよっぽどドリームカードというか、見慣れなさすぎる構成なので「あれ?誰と誰がタッグなんだ?」と一瞬わからなくなります。

15年ぶりの奈良大会でしたが、奈良ならでは(ギャクではない)しか味わえないようなカードですよ。
だって15年間ずっと奈良大会を待っていた新日本プロレスファンも多い中で、15年間新日本プロレスを見続けていた結果、地元で開催されるカードがこの闇鍋感。奈良の人でしか感じられない感覚があったと思いますから、正直うらやましいです。

YOSHI-HASHIと石井の対峙に胸熱。
このYOSHI-HASHIの目が出たときは期待できる!

YOSHI-HASHIと石井の前哨戦はYOSHI-HASHIの方が石井を意識している感じでした。
試合権利の無い石井に攻撃をしかけてリングに引きずり出すと激しい打ち合いとなりましたが、YOSHI-HASHIは撃ち負けることなく強烈な逆水平チョップで石井を本気にさせました。


タックルも痛めている肩の方からぶつかっていくなど、YOSHI-HASHIの意地が見えました。
ただこれによって石井にも火が点くでしょうから、静岡でのシングルマッチはYOSHI-HASHIも相当の覚悟を持っていかないと潰されることでしょう。
何せ相手はケニーオメガとのハイスパートのハードヒット戦にも打ち勝つ男、石井なのですから。

ですが、YOSHI-HASHIが大一番の前や闘志をむき出しにしているときに見せる「目」を今日は見せていました。


このひん剝いた目。若い頃から見せるYOSHI-HASHIの気持ちが出ている目です。
これを出した後のYOSHI-HASHIは侮れません。
石井に勝てば次はオスプレイかオカダですから、このニュージャパンカップを通して一気にCHAOSの中でのポジションが変わってくるなんて可能性も0ではない・・・

棚橋の膝は大丈夫か?田口がリングの中で全て出す

フィンレーの代理で出場となった田口監督ですが、見事に天山を超えて2回戦進出。
そこで出会うは本隊のエースであり前IWGP王者の棚橋弘至となりますが、田口としては残りのプロレス人生で1回あるかないかの大チャンスだけに気合が入っています。

試合はコミカルな部分も見せますが、しっかりと棚橋の足を殺しにいってダメージを蓄積させていますし、そもそも田口は中邑とも好勝負をするなど対ヘビーでも遜色ない選手ですから(本気モードなら)石森戦で少々ふざけてしまったことを糧にして今回こそは超本気モードで棚橋超えを狙ってほしいものですね。


試合後にも「中だろうが外だろうが。中で出すもよし。外へは出さない。リングの外では。リングの中で出す。中で全部出す、中で。中で自分自身を出す。そういう闘い。」と全てを中で出す宣言をしていますし(笑)
まぁコメントは下ネタですが気合はかなり入っていることでしょう、そう思いたい。

一方で不安なのは棚橋弘至の膝。
良い状態のときなんてここ10年1度もないぐらいのコンディションではありますが、今日はかなり気になるシーンがありました。

田口のヒップアタックを棚橋がアトミックドロップで切り返すという田口が誰と試合をしても定番のシーンですし、アトミックドロップは古典的な技で昭和のころから何度も見てきた技ですが・・・仕掛けた方が膝を気にして動きが一瞬止まるというシーンは何万試合とプロレスを見てきた僕でもあまり見たことがない光景です。


田口がこんな面白く技を受けて田口ワールドを作っている背後で、棚橋は膝を抑えてバランスを崩しましたからね。

そんな棚橋が試合後に15年前の奈良大会を振り返りました。
その時はまだ4年目でドロップキックを失敗して前頭葉を打ったという話を語り、最後に「ドロップキック勢い余って自爆するような若い選手が、いつの間にか、ボロボロになりながら闘ってる。」と言いました。

アトミックドロップでこのような姿を見せたことがこの言葉とリンクしてしまって、読んでいて泣きそうになりましたよ。

このような姿についてはファンの人とアンチの人で意見が分かれるのでしょうけど、僕はプロレスファンとして「こういうレスラーの姿も美しいし、ボロボロの棚橋弘至は1つのアート」だとも思うんですよ。
あの膝と引き換えに新日本プロレスを立て直したわけですし、傾いて崩れそうだった新日本プロレスに自分の膝も足も差し出して踏ん張らせたということは棚橋の芸術だと思います。


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