ニュージャパンカップ二回戦はUS王者のジュースを破って勝ち進んできたチェーズオーエンズと、今後の飛躍を考えれば非常に重要な試合となるYOSHI-HASHIの戦いとなりました。
お互いが伏兵という評価ですが、それだけにここで勝てば3回戦まで進出できるということで、後楽園ホールの2試合目ぐらいで組まれてもおかしくない地味なカードではありますが、意味合いとしては非常に大きい大一番とも言える試合でしたね。

チェーズオーエンズの上手さと手数の多さに心身ともに追い込まれるYOSHI-HASHI

YOSHI-HASHIといえば昨年の神戸で起こしてしまった、花道ダッシュからの転倒からの大怪我で欠場という最悪の事件は一生消えない傷として残ってます。
そんな心の傷を利用したチェーズオーエンズ、試合序盤で花道を矯正ダッシュさせてリングに叩きつけるという「トラウマ」攻撃を食らわせることでペースを握りました。本当に最悪のオーエンズは悪い!(笑)


その後も細かい技でネチネチ攻めていると思ったら、トップロープからのフットスタンプを荒々しく決めてYOSHI-HASHIは徐々に追い込まれていきましたね。


その後、ようやくペースを取り戻したYOSHI-HASHIでしたがセコンドの邪道が絡んできて邪魔をするというBULLET CLUBのコンビネーションに気を取られてしまいます。
ただ、流石に切れたYOSHI-HASHIはリングに上ってきた邪道に対して・・・攻撃!するのではなく、胸ぐらを掴み「帰れよオイ!」と普通に怒る。


邪道に気を取られている間に背後からオーエンズが竹刀を全力スイング!
痛めている左肩にクリーンヒットさせるという反則とはいえ的確な攻撃。


更にはランニングしてのニーをこれまた的確に左肩中心に決める。
やはりこの男はテクニシャン。可愛げがなくなって悪いことするようになりましたがテクニシャン。


しかしこの試合に懸けているYOSHI-HASHIの魂は折れず!
トラースキック、ラリアット、バッククラッカーで流れを作り、邪道も排除してからのバタフライロックで攻勢に出る。


そして、最後は必殺のカルマを炸裂させて3カウント勝利!
YOSHI-HASHIが見事に3回戦進出を決めました。

次の試合は石井とのCHAOS同門対決となりますが、ここで勝利することができれば少し時代を動かすことができますし、もしかすると決勝進出を懸けてオカダorオスプレイとの試合という可能性も・・・

さて、試合後に花道から中々帰らず如意棒をファンに触らせていたところ実況席の真壁選手に「なんでYOSHI-HASHIは如意棒を触らせるんだ、帰れこら」と言われて、その時にYOSHI-HASHI選手の入場曲の終盤「ぴょ~~~ん ぴょ~~~ん」という音だけになっている状況が非常にシュールで・・・やはりYOSHI-HASHI選手はどんな試合をしても1つ愛嬌を生んでいくんだなと(笑)


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