HONOR RISING:JAPANでの負傷によりフィンレーがNJC不出場(欠場)

残念な発表がありました。
ニュージャパンカップに参加予定だったデビッド・フィンレーが左肩の負傷で欠場するということになったとのことです。
まぁ・・・あのメインイベントの終盤で怪我をしたことは明確でしたし、軽い怪我ではなさそうでしたので仕方ないですね・・・

デビッド・フィンレー選手が2月23日、後楽園ホール大会の試合で左肩を負傷。

これにより、出場が予定されていた『NEW JAPAN CUP』シリーズを全戦欠場。今後の復帰時期は未定となります。

※なお、フィンレー選手がエントリーしていた『NEW JAPAN CUP』トーナメントのワクに関して、代打出場選手は未定となっています。

負傷した試合とその瞬間は試合映像を見ての通りで、HONOR RISING:JAPAN 2019のメインイベントROH世界タッグ選手権試合の終盤でジュースのパワーボムにフィンレーがトップロープからエルボーを当てる合体技のときの受け身ですね。
これはサッカーでも多い怪我のパターンですし、プロレスでも桜庭選手がやったときと似ていますが受け身を取らずに反射的に手をついてしまうことで発生した故障ですね。


ここで左手に全体重が乗る形になっていますが、レスラーが全力でトップロープから飛んで落ちれば体重+重力でかなりの負荷がかかるわけで、それが左手だけに乗れば怪我はしてしまいますし特に斜めに落ちているのでこれは相当肩に負担がかかったと思います。


「あ、やってしまった」と多くのファンが思ったシーンかと思いますが、僕はここでフィンレーが素晴らしかったと思うこととしてメインイベントでタイトルマッチですからレスラーによっては無理をするという選択をすることもあると思いますが、フィンレーはすぐにレフェリーに何度も指を他のレスラーの方向に向けて「伝えろ」という支持を出していました。

ジュースは恐らくその前の時点で気がついていたと思いますが、相手のブリスコブラザーズには伝わっていない中で仮に試合が続けば取り返しのつかない怪我になる場合だってありました。
このジュースの判断によりレフェリーがすぐにブリスコブラザーズにフィンレーの状況を伝えていますし、そこでブリスコブラザーズもすぐに機転を利かせて、痛めていない方の肩側にダイビングエルボードロップを入れて3カウントですぐに試合を決めました。

仮に試合をこのまま続けて裏投げやダブルインパクトなどをフィンレーが受けていたら受け身もまともに取れない状態だったでしょうからかなり危険だったと思いますからね。

ただフィンレーはこれでメインイベントで負傷してやりきれず、ニュージャパンカップは1回戦で天山広吉戦が決まっており勝利すれば恐らく棚橋弘至とシングルができたわけですからそれらのチャンスを逃してしまったということはかなりのロスになってしまいます。

ジェイホワイトがIWGP王者になり、ジュースもUS王者、オスプレイがNEVER王者と外人選手が活躍している中で、ヤングライオンも成長してきている中でフィンレーは「俺だって!」という気持ちが強かったと思いますが、またしてもこれで遅れを取ることになりそうです。

ちなみにこのデビッド・フィンレーのお父さんはデイブ・フィンレーです。
今プロレスを見ていなくても昔見ていた人にはご存知の選手ですよね、前田日明さんや佐山さんとも試合をしたことがあります。
まぁ親父さんも怪我をしてもカムバックしている人ですし、フィンレーも慌てずにしっかり治療して次のチャンスを手にしてほしいですね。


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