ニュージャパンカップ2019は32人エントリーの壮大なトーナメントに!

新日本プロレス春の祭典ニュージャパンカップ。
今回の優勝者はマディソンスクエアガーデンのメインイベントにて王者ジェイホワイトに挑戦することができる権利を得ることができるという超特大の権利がついており、今年に関してはG1優勝より価値がある大会といえる存在になりました。

例年は16人でのトーナメント戦ですが、何と今回は32人でのトーナメント戦となっておりエントリー選手も新日本プロレスのトップ選手から海外の選手、またヤングライオンまでエントリーされている過去に例をみないニュージャパンカップとなりました。

以下は新日本プロレス公式で公開されたトーナメント表ですが、語り尽くすには何時間かかるの?というレベルです(笑)


もちろん「最強決定戦」としては賛否両論あると思いますが・・・

Contents

海野翔太がニュージャパンカップにエントリー!対戦相手は何と棚橋弘至

賛否両論と書きましたが、ネットの声などはまだ見ていないのですけど想像はつきます。
最強決定戦という意味でいえば、なぜ先日久々に姿を現しただけのヒクレオとか一部外人選手、また中西学らシングルでは一戦を引いている選手であったり、ヤングライオンの海野翔太が出れるの?という声は必ずあるのでしょう。

ただ、今回に関しては最強決定戦というよりは「シンデレラストーリーを手に入れる」チャンスであったり「一発逆転、優勝すればマディソンスクエアガーデンとIWGPに挑戦」という大きな特典があるわけですから誰が挑戦しても良いのではないかとは個人的には思いました。

まぁ、そんな海野翔太は1回戦で棚橋弘至と対戦というニュージャパンカップに「夢勝ち」要素まで加わった大一番となりますが、本人のTwitterでのリアクションがこちら。


まぁ・・・そうですよね(笑)
ヤングライオンとしてメキメキ成長しているとはいえ、いきなりのニュージャパンカップエントリーで対戦相手が前IWGP王者でありエースの棚橋弘至ですから。

ただ、丸め込み勝ちでもリングアウト勝ちでもどんな方法であれ勝利すれば一撃で人生が変わりますし、次の試合は天山広吉かフィンレーですからワンチャン3試合前まで行ける可能性もあるわけで・・・まぁ1%もないかと思いますがでもこれは大チャンスですし新日本プロレスからの海野翔太への期待が高いということですからね。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが不利に見える1回戦

1回戦から注目カードが目白押しで、永田裕志VS石井智宏は「the新日本」というバチバチの試合が見れるでしょうし、今後の本隊&CHAOSの関係にも影響しそうな試合です。

話題の男タイチは本間朋晃との試合となりますが、タイチに関してはトーナメントの先々を見ていくと2試合目の山場を乗り切れば準決勝までは問題なく辿り着けそうです。

オカダカズチカは怪力エルガンとの試合となりいきなりの山場。
勝ち上がると3試合目でオスプレイやファレなどと当たりそうですのでこれは簡単ではないなという山に入りました。
そのオスプレイは初戦の相手が巨漢ファレですが、巨漢対策はここ数試合でスミスjr・ジェフコブと攻略してきたので1回戦を勝利して2回戦で恐らく当たるアーチャーも倒して新日本プロレスに参戦している巨大外人をこの2ヶ月でほぼ全員倒すという結果を出してくれるような気がします。

反対側の山は先程も書いた棚橋弘至と海野翔太という注目カードがありますし真壁刀義と矢野通はお互い勝ち上がると2回戦で当たってしまいますので10年越しのタッグ復活からすぐにシングル戦となると何やらきな臭い面白い試合になりそうです。

小島聡と鈴木みのるの試合も小島軍(仮)からの鈴木軍誕生の経緯もありますし実は因縁深いこの2人が1回戦で当たるというのも楽しみです。

さて!

何だか偏って不利なのがロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。
個人戦なのでユニットは関係ないとも言えますが、それにしても不利。

・内藤哲也VS飯伏幸太
・EVILVSザック
・SANADAVS後藤洋央紀

ここだけ1回戦でトップどころが当たってしまっています。

IWGPとIC2冠を掲げている内藤哲也には期待していますが「新日本プロレス残留宣言」をしてファンの声援も多いであろう飯伏幸太の試合となると内藤はピンチだと思います。

まぁ「新日本プロレス以外に行く気はない」と常に公言している内藤となにか噂があった上で悩んだ末に「僕は行きません」と宣言した飯伏なら本当は内藤の方に声援が上がるべきなような気がしますが(笑)

EVILとザックに関してはようやくザックにリベンジを成功したEVILなのにまた苦手なザックとの試合になるのは不安ですね。
またつい先日までタッグのことしか考えてなかったEVILとIWGPを目指すと宣言をしていたザックでは気持ちの部分でもザックが有利なのではないか?

SANADAも相手が後藤洋央紀ですから強敵との初戦となりますが、もうここで1回戦負けをしていたら後藤洋央紀には未来がありません。
棚橋・中邑・真壁・後藤の4人がトップの時代もありましたが一人だけIWGPを巻けないまま数カ月後には40歳に突入となりますし自分より若い選手がどんどん突き上げ&追い抜いて行く中ですからもうこのニュージャパンカップがラストチャンスというぐらいまでの背水の陣。

恐らく感情むき出しとなる後藤洋央紀に対してタッグ重視になっていたSANADAがすんなり勝てるとは思えません・・・。
そもそも同ユニットなのですから「山を分けてよ!」って思うファンも多いはずですよね(笑)


ただ、これでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン全員が初戦敗退なんてことになれば一大事ですし、同じ山(右側ブロック)に3人ともいるのですから逆に言えば決勝まで1人はいかないとダメでしょう。

「高橋ヒロムが戻った時により凄いロスインゴになるために、鷹木を加入させて6人のロスインゴとして戦う」という状態になってからもう月日が流れつつありますが、でも鷹木信悟が加入したことでロスインゴがパワーアップしたというより、ただ鷹木信悟がスゲェってだけでユニットとしてそこまで凄くなっているのかは微妙なところ。

もちろん数日前まで5人ともタイトルホルダーでしたが、やはりシングル王者が内藤だけで「本人がいらない」と扱うインターコンチネンタルだからなのか、ロスインゴって人気はあるけど新日本プロレスのトップなのか?と言われるとそうではない印象がありますし、高橋ヒロムも穴はやはり大きいですし何よりIWGP王者から遠く感じる状態の選手しかいないことも原因でしょう。

高橋ヒロムが戻った時にロスインゴが更に爆発しているためには、このニュージャパンカップの優勝者がロスインゴの誰かであるべきだと思いますが・・・中々このトーナメント表を見ると厳しいのかもしれません。

ニュージャパンカップ2019の優勝候補は!?

ワクワクが止まらないので予想なんかもしてみたいと思いますが、左側の山だとやはりオカダカズチカとオスプレイだと思います。
順調に行けば静岡でオカダカズチカVSオスプレイとなり勝者がほぼ優勝決定戦まで行くのでは・・・と思うのですが、ぶっちゃけ静岡でオカダカズチカVSオスプレイなんてありえるのでしょうか(汗)

おっと、左側の山の1つ目の山を忘れてはいけませんね。
手薄に見えますが石井・タイチ・ジュースがいますし、3.23長岡大会ではこの3人の誰かが生き残っているのではないかと思います。
その相手がオカダカズチカかオスプレイだと考えると・・・オスプレイVSジュースですかねぇ。

NEVER王者VSUSヘビー王者という構図になるので面白いですし、その上でオスプレイが勝利して決勝進出。

右の山はまず棚橋弘至が楽なんですよね。
海野翔太に負ける可能性はやはり低いですし、次に当たるのが天山かフィンレーですからどうやっても3回戦まではすんなり上がってくるはずです。
一方でその隣が内藤・飯伏 EVIL・ザックの1回戦ですから2回戦は内藤・EVILorザック 飯伏・EVILorザックとなるので1~2回戦を連勝する選手は2試合タイトルマッチ級のカードをクリアしないといけません。

内藤はダブルタイトルマッチを狙う立場ですから、1回戦負けしたら「なんだそれ」ってなりますし、飯伏も「僕は新日本プロレスで戦います」と宣言していきなり復帰戦で負けても「なんだそれ」です。
EVILもここで負けてしまうと「またザックに負けるの?」状態ですし、ザックはディフェンディングチャンピオンという立場。

なぜ新日本プロレスがこんな激戦区を作ったのかわかりませんが、まぁそれだけにここを乗り切った人間が決勝まで行ける候補でしょうし、そうなると棚橋弘至に勝たないといけなくなりますが前王者に勝利したという付加価値も手に入れることができますよね。

心情としてはEVILに行ってほしく、見たいのは内藤とジェイホワイト、飯伏幸太も見たいですが復帰すぐには厳しいか?
というような予想というか感想を持っています。

美しい形としてはオスプレイがNEVER王者としてジュース(US)を倒して、決勝で内藤(IC)を倒して、NEVERが新日本プロレス2番手のシングルベルトになるぐらい価値を上げてからのNEVER王者VSジェイ(IWGP)かなとは思いますが、旗揚げ記念日で試合しちゃいますからねぇ・・・。

旗揚げ記念日以降だとまた変わってくるかもしれませんが、本命はオスプレイ 対抗内藤哲也 3番手に飯伏幸太 4番手にEVIL!という感じですね。
もちろんマディソンスクエアガーデンでオスプレイVS飯伏のNEVER戦リマッチというのも見たいですので、内藤が優勝してくれるとマディソンスクエアガーデンのカードが一番おもしろい形になるのかな?なんて思います。

旗揚げ記念日の6人タッグから後藤と内藤を引いて棚橋・オカダとEVIL・SANADAというスペシャルタッグマッチとかもない話ではないと思いますからね。

何にしてもこの32人の選手たちが争うのはIWGPへの挑戦であり、ニュージャパンカップ制覇の看板であり、マディソンスクエアガーデンのメインイベントでもありますが、そこに立つのはジェイホワイトという若き怪物であるわけです。


ジェイホワイトに挑戦をするということはここまでのトーナメントを制覇しないといけないというほどの『ジェイホワイトの価値』
すでにこのニュージャパンカップ2019の32人より上に立っているのがジェイホワイトとなるわけですから、末恐ろしいです。


プロレスランキング

 

 

 

 

Twitter