昨年末に一度タッグを結成して凄まじい試合をした棚橋・オスプレイ組が再結成してランスアーチャー・デイビーボーイスミスjrと対戦しました。
オスプレイがNEVER王者になっていなかったら一見するとミスマッチで、一人ジュニア選手のオスプレイが混ざっているのでオスプレイが負けるような試合なのですが、今のオスプレイは飯伏幸太を倒してNEVER王者となっているので無差別級王者として実質ヘビー枠のようになっているわけですよね。
なので構図としては最近あまり参戦して無くて調子が上がってこないランス・スミスと元IWGP王者と現NEVER王者のタッグが迎え撃つということになるわけですが、何かまだしっくりはこないですね(笑)
試合は兎にも角にも外人チームのパワーの凄さが目立ちましたが、スミスがちょいちょい「俺は器用」アピールしてしまうのはやっぱり微妙だなと思いました。
これはタイチ選手達のインタビューでもありましたが、あの見た目と体らしい技を使えばいいのに何でもやりたがるのが欠点というのはまさにこういうことなんだろうなと・・・
背格好と年齡、そして実力から「数年後のオカダカズチカのライバルはスミス」と何年か前に書いていたのですが今のままだと会場をどよめかすことはできるがそこまでで終わってしまいそうな。
さて、それ以上に凄かったのはオスプレイですね。
打撃も飛び技も返し技1つとっても全てがCGのような動きを現実にできてしまうのはやはり誰が見ても凄いですし、プロレス初心者の人に見せるならオスプレイの試合が今一番なのではないかと思うぐらいです。
試合終盤でスパニッシュフライをスミスにかけたのは驚きましたし(まぁこれもスミスの俺スパニッシュフライ受けれるアピールにも見えちゃいますが 笑)完璧な3カウント勝利をしてしまったというのも衝撃でした。
試合終盤に関してはほぼオスプレイVSランス・スミスで昨年末同様「棚橋が消えてる・・・」となっていましたが、小さい選手が巨大な選手2人をあしらい勝利するというのはプロレスの醍醐味ですがあまりないことなので貴重な試合だったと思います。
オスプレイがジェイのIWGPを狙う?タイトルマッチは組まれるのか
試合後のコメントでは、予想していなかった発言をオスプレイがしていました。
オスプレイ「オー、ジーザス! ヒザがちょっと痛いけど、このカードで戦えたことは非常に光栄だった。俺はNEVER無差別級チャンピオンだ。スイッチブレードことジェイ・ホワイトはマジソン・スクエア・ガーデンでIWGPヘビー級王座の防衛戦をやるようだが、旗揚げ記念日の大会はどうなってるんだ? 棚橋、オカダだけじゃなく、俺も挑戦者候補なんじゃないのか? ジェイ・ホワイトは以前は俺の友達だったが、俺は彼と戦いたい。俺はCHAOSに対して忠誠心を持って戦っている。ヤツはスイッチブレードだが、俺にもブレード……(※サポーターを取ってヒジを見せながら)切れ味鋭い刃を持っているんだ。これでアイツを倒したい。マジソン・スクエア・ガーデンではどっちがチャンピオンとして立っているだろうな? 俺はもうジュニアヘビー級の枠を超えているんだ。NEVER無差別級のチャンピオンだからな。ジェイ・ホワイト、旗揚げ記念日に俺が挑戦権を掴んだら、受けてくれよ。そのときにヤツと会おうじゃないか」
ニュージャパンカップにエントリーして優勝してマディソンスクエアガーデンのメインでIWGPを奪う、という発言ならまだしも「旗揚げ記念日」でジェイと戦い勝利してマディソンスクエアガーデンで自分がIWGP王者として立つという挑戦表明をしたのです。
通常なら札幌大会でタイトルマッチがあり、次はニュージャパンカップで優勝した人間とタイトルマッチというのが近年の流れでしたが確かに旗揚げ記念日でIWGP戦をやらないというルールはありません。
ただすでにマディソンスクエアガーデンのメインはジェイホワイトVSニュージャパンカップ優勝者という発表がされていますので、その間にタイトルマッチが1つ増えるということは難しいのではないかと思います。
ただこの発言をすることがオスプレイがプロフェッショナルだなと感じるところですね。
ザックセイバーがIWGPの名前を口にしたがなぜ後藤は出さないんだ!というブログもこの2つ前に書いておりますが、新日本プロレス所属の生え抜きの人間がIWGPを狙わずに外人選手や他団体の選手ばかりが口にするというのは・・・これは結構な問題点だと思います。
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