飯塚高史引退興行ということでいつもより気合が入っていたのか、前半戦は兎にも角にもヤングライオンの気迫と気持ちが全面に出ていて「新日本プロレスは大丈夫！俺たちがいます！」という声が聞こえてくるような試合を繰り広げていました。
そんな中、第三試合で顔を合わせた永田と石井ですが昨年突如として勃発した因縁の第二ステージのような戦いになり、タイトルマッチか？と思うぐらいのバチバチの試合になり、かなり面白くなってきましたね。
試合後のコメントからもまだまだこの戦いは続きそうですし、次は沖縄大会で当たるわけですが・・・この試合は石井のパートナーが矢野なんですよね。
本隊と頻繁に組むようになった矢野がここにいるというのは微妙というか・・・まぁ今日のYOSHI-HASHIもそうなのですけど。
でも今の構図だと本隊とCHAOSの関係性として石井がどうこうというより永田の存在のほうが重要なのかもしれません。
本隊を抜けて青義軍を再結成するとかないですかねぇ・・・「誰とやねん！」って話ですけど（笑）
ところでこの試合もYOSHI-HASHIがまた面白いことになってました。
本当に彼は癒やしキャラというか何だか見ていて癒やされますよね。
試合後も乱闘する永田と石井を止めに間に入ったら永田にぶん殴られ・・・
横に追いやられて呆然と立ち尽くす・・・
全ての行動に可愛さがあるレスラーって中々いないですよね。そりゃ愛されますよ。
一方、30分後に後藤と田口はすしざんまいを決めていた
本隊とCHAOSの関係性がイマイチわからない状態の第三試合が終わり、第五試合では本隊の田口とCHAOSの後藤という元々仲良い二人が久々の越境タッグを結成してTAKAみちのく・ザックセイバーと対戦。
何度か誤爆はあったものの問題なく試合を進めていき、越境すしざんまいポーズも見せるなど良好な関係。
さて、試合後のコメントを一部を除いて引用いたします。
「ちょっと期待していたのとは違う試合だった。ただ、自分としては個人的にIWGPヘビー級王座に挑戦させてもらいたいと思ってる。今日の試合は漫談のような試合だった。タグチの漫談みたいなものに付き合うような試合だったよ。自分としては新しいIWGPヘビー級チャンピオンになりたいんだ。あいつら相手にしているのは時間の無駄かもしれない。俺は本当にIWGPヘビー級に挑戦したいんだ」
これ・・・ね、後藤じゃなくてザックセイバーのコメントなんですけど、これ後藤が言わないといけないことじゃないの？
いや後藤だけじゃないよ、もちろんニュージャパンカップがあるからそこで優勝しないと挑戦できない状況ではあるんだけど、最近の新日本プロレスのレスラーってIWGPの名前を口にしなさすぎじゃないですか？
新日本プロレスで戦う以上はヤングライオンだってIWGPを目標にしていないといけないと思いますけど、本当に最近は誰もIWGPを目指しているとは思えない状況に見えてしまいます。
もちろん数年前からオカダ・棚橋・AJで回して間に内藤・ケニーを挟むぐらいだった上に現在は若いジェイが王者という状況ですから大半のレスラーが「俺にはチャンスないし」と思っているのかもしれませんし、それも事実かもしれませんけどザックがIWGPの名前を口にする前に出さないといけないレスラーは沢山いると思いますよ。
その中でも実力・キャリア・人気・年齡も考えれば後藤は絶対に名乗り出ないといけないですし、柴田の思いも背にしてIWGPを目指してほしいものです。
他団体の選手がIWGPを口にしていて、それと試合した後藤がすしざんまいしてる場合じゃない！と思いますし、後藤時代を作らないまま終わるようなレスラーじゃないと思いますもん。
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