内藤 俺にはどちらかっていうと、すでに自分に興味を持ってくれている人が見ているSNSよりも、プロレスを知らない人たちの目にも触れることの方が重要かな。そう思って(ファミレスに本紙記者を)緊急招集もしているんですよ。
――あれは単にタダ飯を食うためでは…
内藤 たまに言われますよ。「どうせ食い逃げするんだから、もっと高いお店に行った方がいいんじゃない?」って。でも俺が一番大事にしているのは自分がプロレスファンだった時の気持ち。観戦帰りにみんなでファミレスに行って、いっぱいしゃべって楽しかった…あの時の気持ちを大事にしているんですよ。
東スポ+内藤=面白い
という方程式はこの数年で完全に確立したわけですが
内藤哲也の思いというのは昔からずっと変わらないですよね。
彼自信がプロレスファンのままプロレスラーになっているということが必ず根底にあるので
プロレスファンが楽しく感じることを全て自分も経験してきているということが
内藤哲也が共感される最大の武器になっているのだと思います。
・・・まぁ、根底がそれなのになぜか日本全国でブーイングされている時代もありましたし
プロレスファンに対して思いを送っているのに、なぜか新規ファンを取り込む人にもなっていますので
ここまで大ブレイクするということまでは想定していなかったとは思いますけどね。
このインタビューに頷くファンってとても多いと思うんですよ。
僕もプロレス観戦して帰りに友達と今後の展開を予想したりとかしてましたし
学校でもプロレスファン仲間と話して、月曜日になるとジャンプの話じゃなくて
ワールドプロレスリングを見た感想を話しあってってしていましたから。
内藤選手と私では3歳ぐらいしか違わないはずですし、学生時代に見ていた新日本プロレスは
当然同じ時期ですから、目に浮かぶように内藤選手がファンだった時代を想像できます。
「考えるな、感じろ」という選手も多いですが、内藤選手に関しては
「何でも考えて想像して妄想して楽しんじゃってよ!プロレスってそういうものじゃん?」と
ファンに投げかけるタイプです。そしてそれが支持されているということが現実だと思うんですよね。
ただ1つだけ内藤選手に対して思うことは「ベルトより自分の価値が上」という理論は正しいとしても
それは「ベルトなんていらない」ではなく「内藤+ベルト=より内藤哲也の価値が上がる」と考えてほしいなぁと。
僕は内藤哲也IWGP王者時代を見たいと思っていますからね。
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