新日本プロレスの愛知県体育館・名古屋大会での思い出

njpwワールドで闘魂三銃士の試合が見たいなぁと思いまして
ポチポチと検索していたのですが、現地で見た試合もいくつか出てきました。
上のアイキャッチ画像にしたのは1993年に愛知県体育館で開催された
IWGPヘビー級選手権試合、橋本真也VS武藤敬司の一戦です。

翌年にはIWGPヘビー級選手権試合で橋本真也VSスコット・ノートンがありましたし
95年には猪木ファイナルカウントダウンの藤原喜明との試合
97年にはNWOと本隊のイリミネーションマッチで、グレートムタがむちゃくちゃやったりと
これら全て会場で見ているのですが、この頃はカードが良かったですね。

なにせ名古屋ドーム大会もありましたから。
IWGP戦で橋本真也VS天山広吉、小川直也VSグレートムタとかもですし
2011年には棚橋と永田のIWGP戦もありましたがこの頃を過ぎると
愛知県大会というのはかなり扱いが微妙になりました(笑)

なので現地で見れて本当に良かったと今思います。
IWGP戦なんて名古屋ではもう二度と見れないのではないか?と思いますから
バリバリ全盛期の三銃士とか第三世代のタイトル戦が見れたことは良い思い出です。

対戦カードが落ちた理由というか、これは昔からなのですが
元新日本プロレスのリングアナのケロちゃんこと田中リングアナの昔のブログにも
その理由がぶっちゃけられています。(ケロちゃんの日記本はおもしろかったなぁ。尾崎さんも書いてほしい)

https://ameblo.jp/kerog-2006/entry-10078886811.html

で、まぁ簡単に言えば名古屋大会ってのは共同企画さんが買い取った興行です。
新日本プロレス側からするとプロモーターの共同企画への「売り興行」なので
力を入れる必要がないわけです。

共同企画の集客力が強いですから勝手にお客さんはある程度入りますから。
新日本プロレスとしては客が入るほど利益が出るので自社での興行に力を入れたいわけですし
新日本プロレスが上向きになってからはどんなカードでも人が入る+共同企画の力もあるので
名古屋大会にカード内容で力を入れる必要がないわけですよ。

会場の規模+三大都市+愛知出身のオカダ+準地元の棚橋・後藤・柴田などがいる。
それなのに名古屋でオカダのタイトルマッチすらなかったのはそういう理由でしょう。

もうちょっと言えば、ユークス、ブシロードの体制下になってからは
見るからに共同企画との繋がりが薄れてきているという感じです。

で、これは僕みたいな家庭環境で生まれている上に水商売も10年していましたし
共同企画さんと食事をしたりするような機会もありましたから、変な意味ではなく書きますが
名古屋ってのはこの手の興行は未だにコンプライアンス上よろしくない裏が多いです(笑)

でもね、僕は結局イベント興行なんてそっち方面の人が絡んでいるからこそ
逆に揉め事が減るものだと思っているので何とも思ってはいないのですが
新日本プロレスとしてはもっと上を目指していると思いますので、その辺りも影響しての
名古屋への力の入れ方が弱いのかな?とはこれは前から思っていることです。

新日本プロレスが名古屋で自主興行を打つなんて今なら簡単でしょうけど
プロモーターとの関係性もあるでしょうからそれはできないのかなとも思います。

でもいつの日か名古屋でもビッグマッチが見たいなぁ・・・

そんなことも影響しているのですが、結局のところいくら新日本プロレスが
今のようなスター選手だらけになってダントツで日本1位、世界でも2位であろう
プロレス団体になっても地元名古屋だけを例に取れば満足度は昔のほうが高かったのだろうなぁと思うわけです。

要するに今だといくら駒が多くても全員が登場するわけではないですし
3人4人5人タッグで10分にも足りない試合を連発しちゃうじゃないですか。

でも昔は闘魂三銃士を筆頭としたスター選手が、そこそこのカードから
タイトル戦までをきっちりと大会全体でおさめて大会を開いてくれていましたからね。

G1CLIMAXスペシャルとかも愛知県体育館で開催されていましたし
考えてみるとここ数年の名古屋大会で面白かった~と大満足をしている大会って
もしかするとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアだけかもしれません。

これは多分地方のファンの人も思うことなんじゃないかなぁ。
njpwワールドで気軽にビッグマッチが見れるので新日本プロレス自体の満足度は
僕ももちろん120%なのですが、現地で見ると大熱狂の試合は無いじゃないですか。

ワン!ツー!で返して会場が揺れるぐらいの客の超えと足踏みが響くという経験は
どうしても地方では味わうことができませんし、名古屋という土地での客数が多い大会でも
そういうのが無いというのはやはり寂しいものです。

中1の頃、1993年からは必ずお小遣いをはたいて1万円の席で見ていました。
この頃、母親の再婚相手が新日本プロレスの田山レフェリーの友達だったので
SS席の中でも良い席を準備してくれていたのですが、中学の1万円は大金ですよね。

でもその1万円で大満足をして帰宅していたことは思い出に残っています。

愛知県体育館、今でも足を運びますが小さい子供や学生も沢山います。
彼らにもそういう思いをさせてあげることができる大会をぜひ名古屋でも
ガツンと1発やってほしいなぁ・・・

タイトル戦がなくなり、リーグ戦やG1のカードも悪くなり
何ならワールドタッグリーグも中盤の大会になってますからね(笑)


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