よくミラノさんに友達がいないとか唯一の友達エルガンとか
その前は唯一の友達キャプテンニュージャパンとかいじられていた棚橋弘至ですが
昨日の試合後にこんなコメントを残しました。
「俺は、プロレスラーである限りこの業界に友達はいらないと思ってる。同じ志を持つ仲間はいっぱいいる。けど、友達……?俺が知ってるプロレスラーは、みんな一番になりたい奴の集まりだから」
ケニー・飯伏への皮肉?
普通に考えればケニーと飯伏への皮肉でしょうね。
お友達・友情を売りにしている事に対してやはり反目に立つ方が
プロレスは盛り上がりますから、この辺りはさすが棚橋だと思います。
ただ「仲間」という言葉に友情とか友達とかそういう部分も
含まれていることも多々ありますので、誤解も招く可能性もありそうかな・・・
でも確かに闘魂三銃士だって仲間というか同士のようなもので
友達ではないですし、真壁と本間も違うし、ロスインゴだってそう。
しのぎを削る同士であり、同じ目標を持つ仲間ですから
確かただ「僕たち友達でーす」というのはプロレス的ではないですし
友達同士がタイトルマッチをするというのはやはり違うような気もします。
が!気になるのは棚橋弘至って仲間もいないような気がします(笑)
名パートナー的な存在もいませんし、タッグマッチを行う時は
本隊の中で一応組んでいるだけという感じですからね。
少し気になったのはオカダと棚橋がどうなるか?にも繋がっているのかなと。
逆に「前振り」の予感にも感じて勝手にワクワクしてます僕は(笑)
鈴木みのるが語るオカダカズチカと新日本プロレス
棚橋弘至も数年後には新日に殴り込みをかけたときの鈴木みのるの年齢になりますが
そんな鈴木みのるがオカダについてこのように語っています。
「いまの新日本はオカダの出現がすべて。世の中は、20代のスターが出てきたところしか動かせない。これは過去が証明している。俺らがパンクラスをつくったのが25歳、UWFも20代、初代タイガーも20代、闘魂三銃士も20代、みんな20代のスターなんだよ」
週刊FLASHでのインタビューなのでプロレス的ではなく素直な気持ちを語ってくれていて
とても興味深い内容になっています。
新日本プロレスについては
「レベルの高い選手が多い。たとえば、他団体でタイトルマッチを争う、この闘いが団体の最高峰だっていう選手が2人いるとする。これ、新日本に10人以上います、っていうレベルです。
と俺にとってみたらお客さんがいっぱい入るんで、いい稼ぎ場だよね(笑)。それがいちばんです」
最後はキャラを出して笑いを取っていますが、鈴木みのるという歴戦の猛者から見ても
新日本プロレスには他団体の看板選手トップ2レベルの選手がゴロゴロいるということなんですよね。
ところで、そんな鈴木みのるが最後にこう語ります。
「守らずに攻めるってことかな。俺の同年代はみんな元気ないし、男としての生存競争から、みんな脱落してる。勝手に脱落すればいい。いまもこれからも負けないよ、俺は」
この言葉、永田裕志・小島聡・天山広吉・中西学ら第3世代の年齢の選手に刺さるでしょうね。
ただ今の新日本プロレスで第3世代の選手は試合をほぼ組まれていません。
僕としてはまだまだ見たいですし、第3世代軍+鈴木みのるで組んで
若い奴らをギャフンと言わせるような行動をしてほしいとずっと前から書いていますが
でも・・・こればかりは会社の評価とか運営方針がありますからね。
小島選手とか永田選手なんてG1に出てもバリバリ名勝負ができるぐらい
コンディションが良いままですが、若い世代を伸ばさないといけないのが会社ですし
数年前のNEVER戦線で柴田が第3世代と戦ったところで役割が終了だったのかもしれません。
まぁ前半の話に戻ってしまいますが、鈴木みのるからしても同世代は同士でしょうから
頑張ってほしいという思いもあるわけです。
ただ棚橋は同世代も少なく、また棚橋イズムを伝承させたような選手もいない。
明るく太陽のようにプロレスを照らしてきた棚橋弘至ですが、実は孤独なのかなと思ったりもしました。
太陽が昇れば月が沈む。
そういえば棚橋という太陽に対して中邑という月が新日本プロレスにいましたが
その月はミステリオに負けていましたね^^;
何だかWWEでの中邑のプッシュが落ち着いちゃったのが残念です。
トップまで駆け上がりそうだったんですけどねぇ。
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