映画ゲットアウト

うーん、ヒット。個人的には相当好きなタイプのサスペンススリラー映画だった「ゲットアウト」。
でもB級ですね、限りなくA級に近いB級という感じかな。

内容を書くとすぐネタバレになってしまうのであまり書けませんが・・・

映画冒頭は黒人の若者が何者かに襲われて誘拐されるシーンから。
タイトルが入り本編へ。
主人公はカメラマン、黒人のクリス。その彼女は白人のローズ。
付き合って5ヶ月の2人はローズの実家へ挨拶に行くことになっているのですが「俺が黒人だって言ってある?」というクリスに「言ってないよ」というローズの会話から、黒人差別がテーマなのかな?と思いました。

この先も車で実家に向かう最中に鹿をはねてしまったローズに警察が免許を求めたあと、なぜかクリスにも身分証明を求める、、、黒人だから?みたいなこともあり、また実家に行ってもずっと言葉の端々に黒人だから、黒人だからという表現が出てきます。

で・・・映画序盤から中盤に差し掛かると「この一家は何かがおかしい」と誰でも感じることが次々と起こります。

そして中盤からは、これまでの伏線を次々と回収しながらスリリングに終盤に向かって行くのですが、黒人差別がテーマというわけではなく、差別・黒人というところに意識を集中させておいて視聴者を上手く誘導しているところが上手いなぁと思う映画でした。

ホラー耐性が無い人でも見れる映画ですし、タイトルの「ゲットアウト」が「そういうことか!」とわかる瞬間は気持ちが良いです。
今年見た映画の中でもオススメ上位!!

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