対戦カードや試合内容はさて置き、前々からずっと見たいと思っているのがジュニアVSヘビーの抗争。
これ実はプロレスの歴史的にあまり無いんですよね、スペシャルシングルマッチとかで片付けられてしまうぐらいで。
ただ、高橋ヒロムを筆頭にジュニアはヘビーの下じゃないぞ!という意志があるはここ数年で増加していますし、そもそもボクシングや総合格闘技で階級差があるのは理解できるけど、プロレスの場合、なぜジュニアはヘビーに勝てない設定なのか?は長年プロレスファンの私でも気持ち悪く感じている部分だったりします。
そりゃ、150キロのと70キロのなら前者が勝たないと説得力がないですけど、今のプロレスラーの体格を考えると・・・
じゃあ棚橋、内藤、飯伏、ケニー辺りが実寸で100キロあるか?と言えば微妙なところに感じます。
ジュニアのが80~90キロぐらいとして、別に並んでいても大きな差は感じません。
ヘビーの方がややパワーが強く技が重いってのはわかりますが、ジュニアのはそれ以上にスピードがあるわけですよね。
だから別に対等であってもおかしくないわけですよ。
でもプロレスの歴史上、タッグマッチなどでヘビー&ジュニアのコンビで試合をしたら、ジュニアのが負けるわけです。
橋本真也をあれだけ追い込んだライガーでも、例えばあの当時だとライガーVS小原道由なんてのを地方興行でしたらコロッとライガーは負け役になるわけです。
さて、2018年になった今、ヘビー級だとオカダ、内藤、ケニー、この辺りのシングルマッチは抜けているし、鈴木みのるやEVIL、SANADAなど素晴らしい試合をする選手は多いですが、ジュニアの戦いがヘビーの試合より迫力があって面白いことも多々あります。
そろそろ・・・ユニット別抗争じゃなくて、ジュニアとヘビーの抗争ってのもあるんじゃないの?と思っていたところで、本日のクシダ選手のコメントが凄くワクワクした!!
状況としては、5月のタイトルマッチでオカダVS棚橋、オスプレイVSクシダがある中で、前哨戦でオカダ&オスプレイVS棚橋&クシダのタッグマッチがもうすぐ行われるという中でのコメント。
普通なら「オスプレイ、お前を倒す」的なものがプロレスのセオリーなのですが・・・
『何やら楽しみなカードが組まれてますんで、オスプレイに一つメッセージを送りたい。お前は棚橋さんを狙え、俺はオカダを狙う。他のヘビー級も覚悟しておけよ』
タイトル戦の相手になるオスプレイに棚橋を狙えと、そして自分はオカダを狙う宣言!!
これは凄くおもしろい。プロレスのセオリーの壁を壊した!!という感じなのです。
ここまで言うからには対ヘビー級という路線もあるでしょうし、また同時にクシダとオスプレイのタイトルマッチ内容とオカダと棚橋のタイトルマッチ内容の勝負、宣戦布告でもあるでしょう。
ジュニアのヘビー狩りみたいなことが始まればそりゃ面白いことになりそうですし・・・
が!!
プロレス界のセオリーがもう1つ。
『何か起こりそうで何も起こらないで終わる』ということも多い。
特にこのシリーズが終わって次にあるのはベスト・オブ・ザ・スーパージュニア。
それが終わるとG1になってしまうので、ジュニアとヘビーの棲み分けが一番大きくなる時期なのです。
そんなわけで期待半分、何も起こらないこと半分ぐらいで見ておきたいと思います。
あと気になるのはこれ。なんでボーンソルジャーが帰ってくる?
中の人は首になって唐突にいなくなってから1年ですけど・・・。
でもPVがかなりちゃんとしていたし、前振りがあって戻ってくるというのは期待の現れ。
ということは中の人が違う人になるんだろうけど、今このキャラって必要なのか?