原作の漫画が好きすぎて実写化の映画は見ていなかったバクマン。
ただずっと気になっていたし、出演している役者さんも好きな人ばかりなので、我慢も限界ということで視聴。
原作の途中までを2時間に凝縮してある映画でしたが、役者さんが良いから完成度も再現度も高かった。
少年ジャンプを知らない人にも(いるのか?)伝わる少年ジャンプの凄さと壁の高さを伝えつつ、漫画を作る難しさ、真城と高木のコンビの友情もしっかり描けているし、作中の映像の作り方が秀逸でちょっと驚いてしまった。
実写化が決まった時に「真城最高 - 佐藤健」「高木秋人 - 神木隆之介」の配役は「逆のほうが良くないか??」と思ったものですが、実際に見てみると完全にハマってました。
一番難しいであろう新妻エイジを演じる染谷将太はヒミズで好きになった役者さんですが、これも何だか無理なく変態感を出していて、やっぱり実力ある役者さんだなとますます好きになりました。
福田役の桐谷健太、僕はこの人も好きなんですよね。なんでしょう癖になる顔に声質も好きなんですが、福田にバッチリハマっていたので、もっと活躍の場があればなぁ・・・と。
誰が演じてもハードルの高い亜豆美保役の小松菜奈も可愛い子で再現できていたと思いますし、その他も山田孝之やクドカン、リリー・フランキーに皆川猿時とそりゃ面白くないわけがないという演者さんばかりなので、もっと早く見ておけばと後悔しましたよ。
ジャンプが題材なだけに「友情 努力 勝利」もしっかり描けてましたし、見ていて燃える物を感じてしまう映画でした。
少年ジャンプが643万部というとんでもない記録を出したのが1995年。
僕は15歳、中学校3年生の時だったですかねぇ。
月曜日はコンビニでジャンプを買って、授業をサボって読んでましたが
当時のラインナップを見ると凄まじいですもんね。
ドラゴンボール、スラムダンク、るろうに剣心、忍空、ろくでなしBLUES
マキバオーにラッキーマンにジョジョの奇妙な冒険にたーちゃんにダイの大冒険に
ぬ~べ~にBOYとかもあったのかな、あとこち亀は絶対あるでしょ(笑)
これが1冊で読めるんだからそりゃ買うよ。
643万部って今後これだけ売れる雑誌は向こう100年は出てこないだろうね。
しかも同時にサンデーもマガジンも勢いがあったし、漫画が次々と色々なことを教えてくれた時代だった。
友情 努力 勝利
大人になるにつれて多くの人が失い、多くの人が嫌うこと。かもね。