ITそれが見えたら終わり、という名の青春映画

話題になっていたITを鑑賞。
一言で言うとホラーとしては怖くないかな・・・
ピエロがモチーフとなっている化け物なのに怖くない。
サーカスにいる普通のピエロは何か怖く感じるのですけどなぜこんなにも怖くないのか?

そう、これはホラーというより青春映画。
題材がホラーなだけで、甘酸っぱい青春映画なのだ。

「おっ!?」と思ったのは冒頭のシーン、物語の最初でペニーワイズ(ピエロの化け物)が主人公の弟の腕を完全に食いちぎるシーンだけ。

そして開始15分で「あれ?この映画ってスタンド・バイ・ミー?」と思ってしまったところからもうそうとしか見れなくなった。

僕も漫画とかゲーム、映画でも10代後半とか20代ぐらいの若者が成長していく話は好きですし、親を超えるとかトラウマを超えるとか
そういう描写は感情が入るのですが、ここまで若い子どもたちが主体の映画だとファンタジー映画にしか見えなくて感情が入らないのです。

続編はこの少年たちが40歳近くなっている時代設定でそれが第二章となるようですが、今作がこの内容でヒットしてしまうと「中年の青春ホラー」になりそうな気もしますね。

まぁ青春映画として見るのであれば面白い内容だと思いますが「ホラー好きじゃない人にもオススメ!感動できるよ!」という時点でホラー映画としては成立してないとも言えますね。

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